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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第3章 S期
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第34話 2日目のお泊まり


 時刻は朝6時……


ーーティル視点ーー


 よく寝た……ってあれ? みんなは? っていうか裸?


「うわっ!」


 なんで横に先生がいるの? 先生が10秒後に起きそうな感じがする……ここは二度寝と行きましょう。


ーー飯田先生視点ーー


 昨日は疲れた……まさかティルが風呂場あんな声をあげたり、そうかと思えばいきなり酔いが覚めて恥ずかしがったり、おまけにあんな話聞かされたしな……

 お風呂のティルの声は凄くエロかった……もしティルがおねだりしてきたら自分を抑えきれなかったな……ん? なんかいい匂いがするな……ってティル!? 何故ここに! そして何故全裸! ティル眠ってるから犯人はあいつだな……取り敢えずティルを起こさないように葵の部屋に還さないとな……

 よし作戦開始! みんなまだ寝てるな……


「ううー」


 まずい! ティルが起きそうだ……さっさと置いて部屋に戻ろう……


 


 よし作戦成功! さて今日の用意しないとな……


ーーティル視点ーー


 ん? また寝てたか……ってあれ? みんなの部屋に戻ってる夢だったのかな? でもボクは全裸のままだ……まあいいや着替えて朝ごはん作ってあげないと……


ーー雪奈視点ーー


 っ! 寝過ごしたー! ティルちゃんの起きる時間よりも遅かった! クソ! ティルちゃんの反応見たかったな……


「お姉ちゃん朝ごはん出来てるよ」

「うん今食べる」


 あれ? なんかティルちゃん今朝のこと知らない感じだな……もしかして先生が先に起きてティルちゃんを部屋に戻したのかな? 聞いてみたいけど……墓穴を掘るような気がするからやめておこう。


「そうだ田辺、あとで話がある」


 oh……バレテーラー……


~あとでのお話~


「どうしてあんなことしたんだ?」

「ティルちゃんが先生のことが大好きだからだよ」

「ティルが?」

「そんなこと言わないと先生はわからないの?ティルちゃんは先生とピーー(自主規制)がしたいんですよ」

「嘘はいらん」


 さすがはにぶちんさん一筋じゃいかないか……


「嘘じゃないですよ。ティルちゃんの顔を見ればすぐに分かりますよ。あの子顔にでやすいですから……」

「そうか……(ティルの寿命があと……)」


 これでなにか変わるかな?


ーーティル視点ーー


 テストが終わって放課後のこと……


「ねえティルちゃんは先生とはどこまでいったの?」


 普通に女生徒Aが聞いてきた。前はボクのこと神戸さんだったのにいつの間にかティルちゃんに変わってない?


「ティルちゃんはもう先生と裸を見せあって先生にいろんな所触られちゃったもんね。ほら証拠もあるよ」


 ここで余計なことを言うお姉ちゃん……ほらみんな驚いてるよ……まあボクはそのこと思い出して耳まで赤くなってるけどね……


「これは確認取るまでもないわね……じゃあねティルちゃん頑張って!」


~~飯田家~~


 さてとお世話になってるから料理を作らないと……


「待ってティルちゃん今日は私が作る!」


 みんなには悪いけど、まあ作って貰えるなら作って貰おう


「じゃあよろしくね」

「おい待てコラ、自分だけ逃げようなんて卑怯だと思わないか?」

「じゃあ紅葉が作ればいいじゃないか」

「何言ってんだあたしはこいつよりも料理下手だぞ……」


 マジか……地獄より酷い味ってなんだよ……逆に気になるぞ。


「ちょっと! 私はもうあの時とは違うんだから! 毎日お母さんに教わってるんだから! これでも将来の夢は喫茶店を開くことなんだよ!」

「お前のお母さんも地獄みたいな味出すじゃねーか! それにそんなもの出す店潰れてしまえ!」


 そう言えばお姉ちゃんの料理下手は遺伝子レベルだったな……


「なあティルさんや」

「なにかね葵さん」

「雪奈ちゃんって料理下手なの?」

「食べた人曰く地獄を見ることができるそうです」

「ちょっと気になるな」


 同感……


「じゃあ作るねティルちゃん葵ちゃん紅葉を抑えて置いてね」

「「了解!」」

「葵……お前は自分の首を絞めてることに気付いたほうがいいぞ……」



 1時間後……



「ただいまティル」

「おかえりなさい先生」


 先生が帰ってきた。あとは料理だけだね。

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