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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第3章 S期
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第31話 勉強会とサイダーティルちゃん


 今日は6月6日明日は中間テストがある。



「ねえ勉強会しない?」

「勉強会か……いいね」

「ティルちゃんはどう? せっかくだからそのまま2拍3日でお泊まりにしようと思うんだけど……」

「ボク……ティルも行く!」

 

 クソ……あれさえなければ……


「じゃあ3日分の着替えを用意して神無月公園に集合ね」

「わかった」


 神無月公園とは学校の近くにある公園の名前である。ついでに言うとこの町の名前は塩基町っていうらしい……


~~神無月公園~~

 と言うわけで一度家に帰りお姉ちゃんのお母さんに伝えてから公園に来た。まだ紅葉ちゃんは来てないようだ。


「おまたせー1人呼んでたら時間かかっちゃって……」

「1人って……葵ちゃん!」

「どうしても勉強会したいって言うから連れてきた」

「じゃあ行こうか紅葉の家に」

「え? 何言ってるの? あたしの家じゃないよ?」


 え? ちがうの? じゃあどこ……ってまさか……


「やっぱりティル帰る!」

「ダメだよティルちゃん一緒に行くよ」

「む、無理だよ別に先生のこと好きじゃないけど先生のこと見てると胸がきゅーってなるから!」

「ティルちゃんそれは恋だよ……」


 え? これが恋? だったのボクっていつの間にホモになったのかな? でも今は女だしティナだって武くんと婚約してるし……普通? なのかな?


「でも無理! 先生の家なんて!」

「ユッキーあれを!」

「よし! ティルちゃん!」


 お姉ちゃんがボクにサイダーを飲ませた。


「うっ……おねー……ちゃん?」

「よし成功! ティルちゃんこれからお友達の家に遊びに行くよ」

「やったー! おねーちゃんたちとあそぶー」

「(相変わらずサイダーティルちゃん最強ね)」



~~飯田家~~


「おねーちゃんはやくあそぼー」

「そうだね。みんな30分交代でお願い」

「了解」

「じゃあ私たちは勉強会始めようか……」



 数時間後……



「ただいま」


 先生が帰ってきた。


「せんせーおかえりティルせんせーのことずっとまってたの、せんせーのためにティルりょうりしたんだよ。たべてたべて♪」

「ティル何でここにいる! あっ……誰だティルにサイダー与えたやつは!」

「「「先生3日間お世話になります。」」」

「は? 聞いてないぞ!」

「それはそうでしょ。言ってなかったから」

「葵……」

「でも彼女たちの親は今日から3日間泊まりでお出かけしてるわよ。しかも今日からここで泊まることも伝えてあるのよ」

「はあ……仕方ない……泊まっていけお前ら」

「「ありがとうございます」」

「せんせーありがとーだいすき」


 こうしてボクたちは泊まることが確定した。


「で、誰がサイダー与えたんだ?」

「「すいませんでした」」

 

 謝るお姉ちゃんと紅葉……


「お前らか……どうして飲ませた?」

「「「ティルちゃんが可愛いからよ!」」」

「葵まで混ざるな!」


 先生の家で勉強合宿スタートです!



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