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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第2章 G1期
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第27話 サイダーティルちゃん


 相田さんが連行されていった翌日……

 

 ボク達は計画通り今日は学校を休んでいた。その間ボクは雪奈お姉ちゃんの家に荷物を運んだあとで雪奈お姉ちゃんたちに勉強を教えていた。


「ほら雪奈お姉ちゃんこの式にこっちで求めたyの式を代入して」

「こう?」

「そうの調子だよ雪奈お姉ちゃん。紅葉そこ違う!」

「なんで急にあたしへのあたり強くなってんの?」


 当たり前だよなぁ、幼女観察同好会会長さん。


「3人共オヤツ用意したからそろそろ休憩にしなさい」

「はーい、行こうティルちゃん」

「うん」


~~田辺家リビング~~


 リビングに行くとお菓子とサイダーがおいてあった。


「いただきます!」

パクパクパクっ……


 なんという速度……さすがは紅葉。もはや魚だよ……


「美味しいですおばさん」

「ありがとね紅葉ちゃん私料理下手だから買ってくることしかできないけど、ほらティルちゃんも食べてね」


 なるほど雪奈お姉ちゃんの料理下手は遺伝子からだったのか……


「はい」

パクっ……

「ありがとうございます」

「どういたしまして」


 この家族はボクが味覚がないのを知ってるのでお礼を言うことしかできないから申し訳ない気持ちになってしまう……


「はい、ティルちゃんサイダー飲も」

「うん」


 そうしてボクはサイダーを飲んだ。

 ……なんか体がふわふわするな~




ー雪奈視点ー


 ティルちゃんがサイダーを飲んだあと顔が少し赤くなっていた。


「ティルちゃん大丈夫? 顔赤いよ?」

「う~んだいじょうぶだよぉ」


 何このティルちゃんヤバい可愛いすぎ!


「なあユッキーさんや」


 紅葉が話かけてきた。


「どうしたの紅葉?」

「ティルさ……酔ってない?」

「だいじょうぶだよぉ! ティルはよってなんかないの!」


 可愛い! ……じゃなくて酔ってるね。よしこのティルちゃんはサイダーティルちゃんだ!


「可愛いければそれでよし!」

「そうだな!」

「おねーちゃんもっとティルとあそぼー!」


 この一人称可愛いすぎ! よし撮影しよう。


「じゃあティルちゃんあっちでお姉ちゃんたちと遊ぼうね」

「うん♪」

「ティルちゃん、なにして遊ぶ?」

「うーんとね、おままごと!」


 あのティルちゃんがおままごとって!ヤバい鼻血が…でもここで倒れる訳にはいかない!頑張るのよ雪奈!


「じゃあ遊ぼうか」

「うん♪ はやくあそぼ♪」



 数時間後……


「ティルちゃん眠ったね」

「子供の世話ってこんなに疲れるんだな。何度倒れそうになったことか……特にお風呂の時とか」


 普通子供の世話では倒れないと思う……でも確かにあれはヤバかったな……また同じことあったら死んでしまいそう……それにしてもティルちゃん先生のこと好きだったんだ……


「にしてもティルちゃん可愛いかったね♪」

「ああそうだな……なんというか年相応の行動をしてたな……」

「ティルちゃんは小さいもんね」


 こんなに小さい体になっても生きていくって決めたティルちゃんは強いなぁ……


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