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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第2章 G1期
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第18話 尾行


 只今ママが言ってたティナの彼氏を雪奈お姉ちゃんと尾行中なぜこうなったかというと……



 今朝のこと……


「おはようティルちゃんどうしたの? そんな難しい顔しちゃって」

「おはよう雪奈お姉ちゃん実は……」

「えーーっ!!! あのティナちゃんに彼氏!?」

「だからね、その男の人を尾行しようと思うんだけど……」

「そうね、じゃあ私も行こうかな」

「来てくれるの?」

「ティナちゃんのためだもの(おもしろそうだし行ってみよ!)」


 というわけである。



 尾行する前に彼のことを調べたところ名前は吉川 (たけし)優しい性格で多くの人たちから慕われており悪い評価をする人はいなかった……彼が得意なのは生物の遺伝子で委員会は文化祭実行委員でよくティナと一緒にいるらしい…周りから見てもただの彼氏彼女にしか見えないらしい……あっ、走った……


「おいかけるよティルちゃん」

「うん」


 角に曲がったらティナの彼氏(尾行対象)が目の前に構えていた……


「君たちは? どうして俺を尾行してるのかな?」


 どうして気付いたんだ……


「どうして気付いたって? それはね後ろを見たときに君の髪の毛が見えたからだよティルちゃん」


 お、おう。なんか今凄い鳥肌たった……まだボクは男と恋愛とかできないから気持ち悪い……


「そんなに俺のこと信頼できないなら家にでも来るかい?」


 入るのはごめんだが家の場所を知っていても損はない気がする……


「家には入らないけどついては行く」

「なるほど……悪くない判断だな……確かに家に入った瞬間に俺が襲わないとは限らないからな……だが俺はお前のような幼児体型には興味がないんだ。君を襲うくらいだったら、ティナの方がいいさ」


 謎の上から目線!


「……ティナに手をだしたら、ただじゃ置かないからね」

「大丈夫さ、俺はティナを襲ったりしないさ」

「ねえ、あなたはティナの何なの?」

「俺はね……ティナの彼氏さ」

「じゃあ二人は付き合ってるんだね?」

「そう言うことになるね」

 

 そうか……ティナのやつホントに付き合ってたんだ。あれだけ男に戻りたがってたのに……


「じゃあ俺ん家はここだから二人は早めに帰りな、あとそうだ、これを君に……」


 1枚の紙が渡された。


「これは?」

「俺の電話番号とメールアドレスだ」

「どうしてボクに?」

「なんか渡して置かないといけない気がするし、君やティナに何かあったら電話してくれればいつでも助けるからね」

「そう……じゃあボクの電話番号とメールアドレスを渡しとく」

「いいのかい? それが本物である証拠はどこにもないでしょ?」

「ティナを助けるために渡してるのに偽物な訳ないでしょ?」

「それもそうだな……じゃあな。またいつか」

「うん」


 あまり悪い人には見えないし大丈夫かな? まあ一応電話番号とメールアドレス登録しとこ……


「ティルちゃん大丈夫?」

「うん。あの人ならティナのこと任せられる気がする」

「それならいいよ」

「じゃあねティルちゃんまた明日」

「雪奈お姉ちゃんまた明日」


 ボクは雪奈お姉ちゃんと別れ、家に帰った。

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