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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
番外編2 猫耳幼女の物語
194/194

最終話 これからの運命

 これで番外編も最後です。


~~前回のあらすじ~~

 変態を愛と平和の力で倒した。以上!


「ホントいつも適当だね!」


 あれ? なんで知ってるの?


「それよりもはやくみんなを探そうよ!」


 そうだったね。はやく見つけないと……

パキン……

「え?」


 私の髪留めが割れて消えてしまった。そして耳と尻尾が……


「葉月ちゃん? それは何?」

「えっと……これはですね。なんでもいいじゃないですか!」

「「そうだね!」」

「え? え?」


 ここはごり押しで行くしかない!

するとクラスメイトたちが天井から降ってきた。


「「「怖っ!」」」


 せめてゆっくり落ちてきてよ! こんな時だけリアルにしなくていいから!


「あれ? ここは……」

「あれ? 私たちは何を……」


 ……ヤバい、どうしよう。とりあえず逃げよう


「「「えええっ!? 葉月ちゃん何それ!?」」」


 はい、もう手遅れでした。ありがとうございました。


「な、なんでもないです!!」


 そしてオリエンテーション合宿は無事終了した(いろんな意味で)。


~~喫茶店~~

「ただいま」

「おかえりなさい。これから異世界に送るから早く準備して」


 え? ティア姉? 今なんて?


「異世界に送るよ! しくじったんでしょ? もうネットに上がってるよ?」


 え? マジで?


「でも行ってどうするの?」

「向こうに新しく喫茶店を作ってあるからお母さんとそっちで暮らして。神様には眷属をつけられるからお友達や音無さんを連れて行きたければ連れて行くといいよ」


 じゃあお姉ちゃんたちと……


「今すぐ呼んでくる!」


 私は3人を電話で呼んだ。そしてだいたいのことを話した。


「つまり、異世界に行けと……いいよ」

「え? いいの? もう、戻って来れないよ?」

「いいよ。別に私は雪娘から追われた人だから」

「私もついていく! 私だけ1人にしないで!」


 二人とも……ありがとう。


「琴葉、もちろん私も行くよ」

「ありがとうお姉ちゃん」


『主、俺もだ!』


 ミトコンもありがとう


「じゃあ行くよ。ティア姉、お願い」

「任せて!」


 ティア姉はピンク色のドアを作った。


「おお、これは伝説のど◯でもドア!」

「ほら、早く行って。葉月、元気でね。また会えるから」


 ティア姉は少し寂しそうにしてた。


「うん、わかったよ。ティア姉、元気でね。また今度ね」


 私はドアの向こうに行った。




ーーティア視点ーー

「元気でね。葉月」


 さてお父さん、始めようか?


『そうだな』


「『我が神名に告げる! 彼の者の歴史を覆したまえ!』」


 世界が書き換えられていく……葉月が居なかった世界に……


「じゃあこれから私たちも新しい物語を紡いでいこう! これから創る物語は全て紡いで私たちに繋げるよ!」

「そうだな! ティア! 言ってることはむちゃくちゃだけどな!」

        〈ボクが紡いだ物語番外編 完〉

     



























「ところでティア、これでみんなから葉月ちゃんの記憶が消えたのか?」


 なんだまだ続くのか……じゃあなんのためにたった今〈完〉ってテロップ出したんだ……


「普通の人たちにはね。もちろん例外はいるよ。武瑠とかね」

「そうか、それならいいが、これからどうするんだ? 作る人だって先生はもう居ないんだからこれで音色さんと詩織さんしか作れないぞ」


 そう言えばそうだね。それなら……


「日向! お前がこれから作る当番だ! このために免許まで取らせたんだから頑張れ!」

「えええーーーっ!?」


ティア「まさかあのモブだった日向の驚いた声で終わるなんて誰が予想しただろうね」

 武瑠「お前だよ。時間神……そういえば他の物語でもお前出るつもりなのか? そもそも他の物語なんてあるのか?」

ティア「もうたくさん出たし……でも登場する度にブックマーク減るからっていう理不尽な理由で出番失ったけど……」

 武瑠「いつの間に!?」


 5ヶ月ぐらいの短い間でしたがご愛読ありがとうございました。葉月ちゃんは『おさむす』の方でも登場しますのでよろしくお願いします。

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