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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
番外編2 猫耳幼女の物語
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第6話 吸血鬼発見!


 私はソフィちゃんと琴子ちゃんと班を作ったので、机をくっつけて他の班ができるのを待っていた。


「暇だね」

「そうだね。琴子ちゃんはなんで髪白いの?」


 確かに……


「わかんないんだよ。私、家族にも親戚にも居なくて、おまけに変な歯が生えてるし」


 変な歯?


「どんな歯?」

「これ」


 琴子ちゃんは歯を見せてくれた。そしてそこには見覚えのある形をした歯があった。


「それは!」

「葉月ちゃん何か知ってるの?」

「いや……ごめん。わかんないや」

「そっか……」


 ごめん、琴子ちゃん。


「(どうみても牙だったような……でもどうして葉月ちゃんがそれを知ってるような素振りをしたの?)」

「はい、じゃあみんな作った班で自分の好きなことや好きな食べ物、自分のことを配った紙に書いて、班の人たちで交換しましょう」


 これ意外と地獄だね。とりあえず、読書と音楽を聞くことって書いて、食べ物は血液……はマズいから雪奈にして……


「葉月ちゃん? これは何?」

「え? おかしいところあった?」

「あった? じゃないよ! 好きな食べ物は雪奈って! ふざけてるんじゃないの! これ人の名前でしょ!」


 あーそう捉えるよね。


「雪奈って言うのはティア姉が作るとごく稀に出てくる凄い不味い料理の味のことなの。お母さんがその味を作ったからその味のことは雪奈味って呼んでるんだ」

「それ、好きな食べ物なの?」

「意外と癖になる味なんだ」

「そうなの?」

「1回食べると気絶するけど、また食べたくなっちゃうんだよね」


 ホント、なんでだろうね?


「「それ危ないやつ!」」


 あれ?


「もしかして」

「ツッコミする方が」

「「入れ替わってる!?」」


 君の◯◯◯世からぼk……

ペシッ!

「「痛っ!」」

「こら、歌ってないで早く交換しなさい!」


 怒られた……っていうかなんで心の中で歌った歌がバレたの?


「「はーい」」


 へー、ソフィちゃんはアイスが好きなんだ。他にはかき氷、シャーベット、氷……全部0℃以下! ロシア人は氷が好きなのかな?

 琴子ちゃんは本か……あっ! この本お姉ちゃんの! 食べ物は血なんだね、へー血か……血!? やっぱり琴子ちゃんは吸血鬼だったんだ……


「琴子ちゃん」

「なに? 葉月ちゃん」

「……血いる?」

「なっ! なんで!?」


 もしかして無意識に書いてたのかな?


「いや、ここに書いてあるし……」

「え? ……あっ、いや、それは違っ!」


 私は琴子ちゃんに近づいて、耳元で呟いた。


「琴子ちゃん吸血鬼でしょ?」

「!? ち、違う!」

「そう? ならいいけど?」


 琴子ちゃんは少し安心したように見えた。


「ちょっと、私だけ仲間外れなんて!」

「「あっ、ごめん忘れてた」」

「二人に話掛けたの私なんだけど!」


 はい、そうでしたね。


「ソフィちゃん、気にしないで」

「気にするよ!」


 やっぱりツッコミする側が入れ替わってるね。

ティア「なんだ紅葉か」

 紅葉「酷くない!? っていうか葵と扱いが一緒!」

ティア「じゃあ出番を終えて感想は?」

 紅葉「なんだと、私は消えるのか?」

ティア「おやすみ、紅葉」

 優香「私ってこんなに影薄かったかな?」

 朔夜「お嬢様にはこの私がついております」

ティア「朔夜さんたち久しぶりだね」

 優香「なんで朔夜なの!? そこは私じゃないの!?」

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