表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
番外編 音無家双子姉妹の物語
170/194

第4話 不思議な犬?


 あれから数日が経ち今日は奈々と部室にきている。


「前にも思ったけど、ここって本が多いよね」

「ホントだね」


 この部室には本棚がたくさんあって、その本棚にはいろんな本が詰まっている。


「じゃあちょっと読んでるね」

「うん、わかった」


 じゃあ私は何をしてようかな? そういえば今日は宿題出てるんだった。それやってよ……


 数時間後……


「ふぅ……じゃあそろそろ帰ろうか」

「そうだね。だいぶ暗くなってるし、早く帰ろうか」


 私と奈々は鞄に荷物をしまって下校する。




 下校中に変な犬みたいなものがいた。


「琴葉、あれ何かな?」

「犬? それとも狼?」

「でも狼なんて日本には居ないよ?」


 確かに……じゃあなんだろうか……


「まあ、いいよ早く帰ろう」

「それもそうだね」


 私と奈々は家に帰ろうとすると、犬らしき何かが突然近寄ってきた。


『お前……人間じゃないな』


「え?」


 すると犬らしき何かが消えた。


「……今のどういうこと?」

「どうしたの? あれ? 犬が居なくなってる……」


 奈々には聞こえなかったのかな? 今のなんだったんだろう?


「いや、何でもないよ。早く帰ろ」


 私と奈々は家に帰った。


「ただいまー」

「おかえりなさい」


 何かニュースがやってた。犬が人を殺した事件? 怖いな……


「琴葉も気をつけなさいよ」

「うん、お母さんそろそろ血が欲しい」

「琴葉の場合逆に食べちゃいそうね……はい、どうぞ」

「食べないよ!?」


 毎回首を直接出さなくても手でいいのに……


「じゃあいただきます」

「召し上がr!?」


 私はお母さんの首もとにかぶりつく。吸血しても何故か痕が残らないので、強く噛んでも大丈夫。


「ぷはぁ……ごちそうさまでした」

「琴葉、あまり強く噛まないでくれる?」

「ごめんなさい……つい……」

「最近吸血の頻度がはやくなってきてない? 大丈夫?」


 小学生1年生の時は月に1度で小学生4年生で2週間に1度、小学生6年生で週1度だったのが今では4日に1度だからそのうち1日1回とかになっちゃうのかな?


「わからないよ……」

「そうよね」


 それに力もだいぶ大きくなってきたし、今なら人1人くらい握力だけで潰せるよ。ホントお姉ちゃんの言う通りだね。今日はもう寝よ。


ーー奈々視点ーー


 あの犬の言葉……明らかに琴葉に言ってた……琴葉も私が聞こえない振りしたら少し安心してたし……琴葉は一体何者なの?


「琴葉、なんで私に相談してくれないの……」


 あれ? 琴葉の家の中が見える……琴葉と琴葉のお母さん? 何話してんだろう?

 え? なんで琴葉のお母さん琴葉に首差し出してるの!? 怖いよ! っていうか琴葉もなんでお母さんの首噛んでるの! 琴葉の家族大丈夫!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ