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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
番外編 音無家双子姉妹の物語
169/194

第3話 健康診断と体力測定


~~教室~~


 今日は健康診断と体力測定の日だ。身長……大きくなってるかな?


「今日は健康診断と体力測定を行う。各自で全ての項目を行くように以上解散!」


 ずいぶん適当だったね。じゃあまずは身長から行こうかな?



 数分後……


「琴葉、どうだった? 私ねなんと150cmだったんだよ!」

「へー」

「琴葉?」


 奈々が私の結果を見てくる。


「ご、ごめん琴葉……(126ってそんな身長の人いたんだ……前からかなり小さいとは思ってたけど、130は絶対あると思ってたよ……)」


 別に身長が低いのはわかってたから、謝らないで……余計に惨めになる……


「だ、大丈夫だよ! ほら、これから身長伸びるよ!」


 私はその場で座り込んだ……奈々、それは追い討ちだよ……


「琴葉? もしかして……トイレ?」

「違うわ!」


 それから身体測定を行った。


「琴葉、結果は?」

「普通だよ普通。そういう奈々は?」

「わ、私も普通だよ!」


 これめっちゃ低いやつだ。


「じゃあ見せあいっこしてみない?」

「え? それはいいよ……」

「いいんだね?じゃあしよう!」

「そういう意味じゃな……ちょっと返して!」


 オール1……これはある意味凄いね……


「もう! 琴葉のも見せてよ!」

「あっ……」


 ヤバっ……手加減苦手だから数値が……


「何コレ!?」

「だから言ったでしょ? 普通だって」

「いや、確かに合計値は普通だよ? でもこの結果は何?」

「別に高すぎるやつと低すぎるやつがあって、それの平均が普通だったんだから普通だよ!」

「断言するよ! これは普通とは、言わない!」


 ですよね。もし普通にやってたらオリンピックすら優勝できるよ。というより新記録作れるよ。あれ? お姉ちゃん……


「チッ……」


 行っちゃった……


「琴葉もお姉さんに何か言ったら? このままだとずっとそんな感じだよ?」

「……お姉ちゃんは私を受け入れないんだよ。産まれた時からね。だから別に私にとってはこれが普通なんだよ」

「琴葉、お姉さんのことどう思ってるの?」


 お姉ちゃんのことか……


「とても可愛いと思うよ! あのねあのね聞いてよ、この前お姉ちゃんがお母さんのお皿割っちゃってね、お母さんに怒られてるお姉ちゃんが涙目で凄い可愛いくてね。それでね……」

「もうわかったから! とりあえず琴葉はシスコンだな! じゃあお姉さんは琴葉のことどう思ってるの?」


 お姉ちゃんは私のことどう思ってるのかな?


「お姉ちゃんは私のこと大好きだと思うよ!」

「そんな訳あるかい!」

パシッ

「痛っ! なんでそんなこと言えるの!」

「見れば誰でもわかるわ!」


 するとお姉ちゃんが近づいてくる。


「おい琴葉、あんまふざけてると始末するぞ!私にはそれができんだからな!」

「うん……」

「私のこと語るんじゃねーよ、この化け物が!」


 お姉ちゃんは立ち去って行った。


「……琴葉ってロボットなの?」

「違うよ!? 何で!?」

「いや、始末とか化け物とか言ってたからロボットかと……」

「ちゃんとした生き物だよ!? 機械とかじゃないよ!」


 ……まあ、吸血鬼だけど。

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