第3話 健康診断と体力測定
~~教室~~
今日は健康診断と体力測定の日だ。身長……大きくなってるかな?
「今日は健康診断と体力測定を行う。各自で全ての項目を行くように以上解散!」
ずいぶん適当だったね。じゃあまずは身長から行こうかな?
数分後……
「琴葉、どうだった? 私ねなんと150cmだったんだよ!」
「へー」
「琴葉?」
奈々が私の結果を見てくる。
「ご、ごめん琴葉……(126ってそんな身長の人いたんだ……前からかなり小さいとは思ってたけど、130は絶対あると思ってたよ……)」
別に身長が低いのはわかってたから、謝らないで……余計に惨めになる……
「だ、大丈夫だよ! ほら、これから身長伸びるよ!」
私はその場で座り込んだ……奈々、それは追い討ちだよ……
「琴葉? もしかして……トイレ?」
「違うわ!」
それから身体測定を行った。
「琴葉、結果は?」
「普通だよ普通。そういう奈々は?」
「わ、私も普通だよ!」
これめっちゃ低いやつだ。
「じゃあ見せあいっこしてみない?」
「え? それはいいよ……」
「いいんだね?じゃあしよう!」
「そういう意味じゃな……ちょっと返して!」
オール1……これはある意味凄いね……
「もう! 琴葉のも見せてよ!」
「あっ……」
ヤバっ……手加減苦手だから数値が……
「何コレ!?」
「だから言ったでしょ? 普通だって」
「いや、確かに合計値は普通だよ? でもこの結果は何?」
「別に高すぎるやつと低すぎるやつがあって、それの平均が普通だったんだから普通だよ!」
「断言するよ! これは普通とは、言わない!」
ですよね。もし普通にやってたらオリンピックすら優勝できるよ。というより新記録作れるよ。あれ? お姉ちゃん……
「チッ……」
行っちゃった……
「琴葉もお姉さんに何か言ったら? このままだとずっとそんな感じだよ?」
「……お姉ちゃんは私を受け入れないんだよ。産まれた時からね。だから別に私にとってはこれが普通なんだよ」
「琴葉、お姉さんのことどう思ってるの?」
お姉ちゃんのことか……
「とても可愛いと思うよ! あのねあのね聞いてよ、この前お姉ちゃんがお母さんのお皿割っちゃってね、お母さんに怒られてるお姉ちゃんが涙目で凄い可愛いくてね。それでね……」
「もうわかったから! とりあえず琴葉はシスコンだな! じゃあお姉さんは琴葉のことどう思ってるの?」
お姉ちゃんは私のことどう思ってるのかな?
「お姉ちゃんは私のこと大好きだと思うよ!」
「そんな訳あるかい!」
パシッ
「痛っ! なんでそんなこと言えるの!」
「見れば誰でもわかるわ!」
するとお姉ちゃんが近づいてくる。
「おい琴葉、あんまふざけてると始末するぞ!私にはそれができんだからな!」
「うん……」
「私のこと語るんじゃねーよ、この化け物が!」
お姉ちゃんは立ち去って行った。
「……琴葉ってロボットなの?」
「違うよ!? 何で!?」
「いや、始末とか化け物とか言ってたからロボットかと……」
「ちゃんとした生き物だよ!? 機械とかじゃないよ!」
……まあ、吸血鬼だけど。




