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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第11章 ティア・アメジストの生活
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第158話 みんなで海で遊ぼう!


 音色たちと温泉に入った次の日……


「じゃあみんな揃ったな! 海に行くぞ!」

「「「おおーー!」」」

「ってまだ分身消えないんだね」

「でも今日は音色を戻してあげたよ?」

「うん、それには感謝してるよ」


 私のコピーは基本的には魔力は作成と同時に消耗されるから、別に消す時間は決まってないんだよね。ただ、コピーが魔法とか神の力使うと普通の3倍魔力が消耗される上に威力も半分なんだけどね。


~~細胞質基質海~~


 細胞質基質ね。今回はそのままなんだね。いつもは変な漢字使ってるのに……


「じゃあお前らは着替えてこい。その間に俺と紅葉でいろいろ準備してるから」

「「「はーい」」」


 女子更衣室ではティナが歌音と奏を着替えさせていた。その一方、女子更衣室には1人のアホがいた。


「ティア! 私、下に水着着てきたんだよ!」


 こんなことする奴は優香以来だね。優香は元気にしてるかな? って思うと登場すr


「あれ? ティアにアテナじゃん!」


 まだ思ってる途中だったのに……


「優香! 久しぶり!」

「なんでティアが二人いるの?」

「「気のせいだよ!」」

「そんな訳あるかい! まあ、そんなことより久しぶりだね。アテナは大きくなったね」


 なんだよ。その視線は……


「いや、ティアは……何でもありません。じゃあ私は今日は部活で来てるから急ぐね。じゃあ、また会ったらね!」


 優香、何部に入ったの?


「ティア、私たちも行こ! みんな行っちゃったから急いで!」

「あっ! ちょっと待って!」


 アテナ、パンツ大丈夫かな?


「お待たせ!」

「おそいぞ! ティア、似合ってるな」

「「……嬉しくないんだけど」」


 私とコピーの水着はお子さま用のワンピース型水着である。


「音色、似合ってるよ」

「ありがとう」


 音色はなんというか大人っぽい白い水着だね。それにスタイルも6年前より凄くなってる……そういえば紅葉は? さっき更衣室ですれ違ったけど……なんか紅葉が赤い紐を持ってた気がするんだけど……気のせいだよね?


「お待たせー!」


 赤い紐じゃなくて良かった。一般的な水着だ……

 でもそれに違和感を感じるのはなんでだろう……


「何? みんな?」

「「「赤い紐じゃなくて良かった!」」」

「何それ!?」


 紅葉が髪の毛を結んでいた。ああ、赤い紐は髪の毛を結ぶものだったんだ……


「じゃあ音色、行こうよ」

「うん♪」


 コピーは私をティナたちの所に置いて海に入った。コピーじゃないと海から津波が発生しちゃうからね。


「冷たい!」

「気持ちいいねお母さん。はい、これ!」


 浮き輪を被せられた。


「これ、ゆったりできるね」


 コピーはプカプカと浮いている。すると音色が水をかけてくる。


「それ!」

「きゃあっ!? やったな! それ!」

「きゃ!?」


 前の武瑠みたいに吹き飛んでいかなくて良かったよ。

 一方その頃海辺では……


「「お姉ちゃん遊ぼ!」」

「うん♪ 何して遊ぼうか?」

「「お城作るの!」」

「じゃあ作ろうか」

「「うん!」」


 私(本体)は歌音と奏と遊んでいた。素晴らしいね。片方では音色と遊び、もう片方では歌音と奏と遊ぶ。ここが私の新世界なのだろう。


「武、ティアって凄いね。あの2つの体両方ともティアが扱ってるんだよ」

「めっちゃ器用だな……武瑠たちは何してるんだ?」

「武瑠たちならあそこでビーチバレーしてるよ」

「本当だ。武瑠と英司くん、女子たちにフルボッコだな……」



「喰らえ!」

チュドーン!

「待て秋さん! なんだその速度は!? 砂にボールが埋もれてんじゃねーか!」

「勝てばいいのだよ! 武瑠くん!」

「この野郎! 超強化(ハイブースト)!! おら!」

ドーン!

「やったな! 武瑠!」

チュドーン!

「おら!」




「もはやビーチバレーじゃないな」

「そうだね」

「ティア! 手伝ってくれ!」


 えー、やだな……


~~コピー側~~

「私はいいから行っておいでよ。こういうのは滅多にないんだから」


~~本体側~~

「「お姉ちゃん! 行ってらっしゃい!」」


 どうしたら!? 両方行けばいいのか!?


「「わかった! 今行く!」」

「えっ! ちょっ……二人で来ないでよ!」

「秋ごときに拒否権はないのだ!」

「ちょっ! まっ!」

ドカーン!

「ぎゃああああああああ!!!」


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