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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第11章 ティア・アメジストの生活
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第156話 増殖する幼女


 今日からお決まりの2拍3日で、海に行く。

今回のメンバーは、私、武瑠、アテナ、英司、秋、日向、音色、歌音、奏、紅葉、ティナ、武くん、詩織さんの13人。残りはお留守番である。


「ティア荷物多くない? 2拍だよ?」

「ん? これ向こうで必要なものなんだよ」

「そうなんだ……」


 あえて深入りはしてこないんだね。アテナ、大丈夫だよ。みんな一緒にアレになるだけだから。


「じゃあ行くぞ」


 運転は紅葉と武くんで車に乗るのは紅葉側がアテナ、武瑠、英司、秋、日向、詩織さんで、

武くん側が私、音色、歌音、奏、ティナになった。こっち側は武くん以外全員髪色が銀、白になっている。武瑠は英司が連れていった結果あっちになった。


「じゃあね。またあとで」

「そうだな。あとでなティア」

「行こう、音色」

「そうだね」


 私たちは車に乗り、私と音色は一番後ろに乗り、ティナが助手席に乗る。双子は真ん中だ。


「じゃあそろそろ主発するぞ」


 じゃあ私もその準備しようかな? 私はリュックから喫茶店の制服を取り出した。


「お母さん? それどうするの?」

「こうするんだよ」


 私は魔法を使うと二人に分裂した。


「ええっ!? お母さんが……二人!?」


 私は制服を着る。コピーの方も私が操れるので自由に使える。


「「音色お姉ちゃん大好き!」」

「……(なにこれ可愛い過ぎない!? 双子のお母さんめっちゃ可愛い!)」


 ちなみにコピーとの違いはオッドアイが逆になっているところだけだ。力や能力は劣化しているが、それ以外は全く同じだ。


「「お姉ちゃんが二人いるー! おそろーい!」」

「「おそろーい! いえーい!」」

「「いえーい!」」


 私は歌音と奏とハイタッチをする。


「ほら、早く席に着きなさい」

「「「「はーい」」」」


 ティナの一言で私たちは席に着く。


「何もそこまで合わせなくてもいいんじゃないかな?」

「別にいいでしょ? あと、そっちのコピーも私だから内緒話とかもできないよ」

「え? 別人格とかじゃないの?」


 そんな訳ないでしょ……


「コピーの五感も私に伝わってくるんだよ。それに私がコピーを動かしてるんだから……」

「へえ、そうなんだ……」

「じゃあ音色! これを着るんだよ?」


 私は喫茶店の制服の青色バージョン(子ども用)を取り出す。


「それ、何種類あるの……」

「知らない。じゃあ戻すね」

「え? うわっ!? 小さくなってる……」

「はいこれ今日のために買った音色のパンツ」


 私は音色にパンツを差し出す。


「(最初からそうするつもりだったんだ……)」

「「音色お姉ちゃん、小さくなってる!!」」


 歌音と奏は可愛いね。二人の分も用意しておかないとね。何色がいいかな?


「ティナ、随分子どもが増えたな……」

「そうだね。(私も幼女になりたいな……)」

「ごめんねティナ。ティナは幼女の時期が無いからできないんだよ」

「そんな!?」

「お前……」


 私たちは海の近くにあるホテルに向かっていた。

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