第154話 音無琴葉ちゃん参上!
音無さんには時間が操れることを話した。そして
「今度から土日はカフェモカ一杯奢るんで土日はその姿でいてくれませんか?」
「お母さん、それは無理が……」
「構いませんよ」
「え?」
多分この姿なら朝日さんにも見つからないっていう魂胆だろうな……
「じゃあこれ着てください!」
私の制服のベストが白色バージョンを渡した。
「ありがとうございます」
音無さんが着替え終わった。
「あの、この姿の時はことちゃんって呼んでくれませんか?」
ことちゃん……可愛い!
「いいですよ! ことちゃん!」
カランカラン♪
「「「いらっしゃいませ!」」」
あれ? 音無さんまで一緒に……って朝日さんか……
「あれ? ノエルさんは? っていうかこの娘は?」
「音無さんならさっきまで居ましたよ?」
「へー、このノエルさんに似てる娘は? なんか私を見ただけでノエルさんのように怯えているんですけど?」
「ひっ!」
……編集者って凄いんだね。
「わ、私は、お、音無 こ、琴葉っていいます!」
また、新しい人物ができたな。でも音無さんの表情少し浮かない顔してる……
「……え? 琴葉? 琴葉なの?」
あれ? 朝日さんの様子がおかしいな……
「は、はいそうです! ティアちゃん! 助けて!」
ことちゃん可愛い! まあ、いいよ私もことちゃんと遊びたいし……
「朝日さん、そろそろ離れてあげてください」
「そうですね。では私はノエルさんを探しに行きますんで、それでは琴葉ちゃんまた今度!」
カランカラン♪
何故うまく誤魔化せた? 朝日さんはバカなのかな?
「はぁ……すいません、ちょっとお手洗いお借りしてもよろしいでしょうか? この体だとさっきのには耐えられなさそうです」
ああ、体が幼くなった影響で漏らしやすくなったのか。
「いいですよ。そこにあります」
「ありがとうございます」
でもことちゃんがおもらしして、泣きそうになってる顔は見てみたいな……
「お母さん、膀胱と腎臓だけ時間を早くしておもらしさせるのは、ダメだからね」
「はっ! その手があったか!」
「(しまった! 余計なこと言っちゃった!)」
さて、まずは実験しないとね。
「ね~い~ろ~ちゃ~ん♪」
「な、なに、お母さ……はう! お、お母さん! ちょっと待っ……助け……」
ごめんね。音色……でも私が見たいのはロリ音色のおもらし姿なんだ。だから体の一部を除いて時間を戻すね。
「ちょっ! お母さ……もうだめぇぇ!!!」
ロリ音色がおもらしをした。
「ひっく……ひっく……お母さんひどいよ……」
パシャパシャ!
「ごめんね。音色……今漏らす直前に戻すからね」
「え? きゃああぁぁぁ!!!」
ロリ音色の液体が体内に戻り再び体外に出てきた。
「お母さん……もう嫌い!」
音色が……私を……
「音色…ごめんね。もう……しないから……私のこと……嫌いに……ならない……で……」
私は泣いて謝っていた。
「お母さん、大丈夫だよ。私はお母さんのこと嫌いになったりしないから……」
「ほんと?」
「本当だよ。だからもうこんなことはしないでね」
「うん……もうしない……」
「ありがとう」
ロリ音色は私を抱きしめていた。
「(これ、どういう状況なんでしょうか?)」
その後、私はお詫びに音色の時間を20歳になった直後に戻した。そしてことちゃんには私と出会った時の時間に戻した。だいぶ若返ったと思う。
実は音無さんは双子で、琴葉は音無さんの双子の妹だったりします。まあ、本編には関係ありませんが




