第151話 紅葉のイタズラ
朝起きたら衣類が全て消えていて、魔法少女の衣装と魔法使いの衣装が置いてあった。
「マジですか……」
どうやらどちらかを着るしかないようだ。さて、どっちを着るか……唯一許せるのは魔法使いの衣装の茶色のローブだけ。あとはありえないと思う。でもこれしか着られないなら……
「魔法使いしかありえないね……」
私は魔法使いの衣装を着る。しかしミニスカートという壁のせいで私は外に出ていない。
「ティ~ア~ちゃん♪ も~い~かい?」
紅葉。全然よくないです。ノーパンですよ。
「お母さん、入るよ♪」
音色が扉を開けて入ってくる。
「やっぱり魔法少女は着なかったか……」
あたりまえだと思う。そんなピンク一色の服着るやつの方がおかしいよ。
「ティア、可愛いね」
紅葉が近づいてきた。そして
チラッ
「やっぱりノーパンなんだね」
カシャッ!
「~~~~~~っ!?」
ドン!
「ゲホっゲホっ! ティア! なにすんの!」
「こっちの台詞だよ! 今すぐ消せ!」
私が紅葉に一歩一歩近づいていった。
「悪かったから! 消すから!」
私は紅葉が撮った写真を消させた。
「(お母さん怖いよ……物理的に殺られないように気を付けないと)」
「でもコスプレ写真は撮らせて貰うぞ!」
カシャッ!
もういいよ。同じことをしたら蹴り飛ばすだけだし
「(よし、ギリギリスカートの中が写るように)」
カシャッ!
おい、今撮っただろ!
「紅葉、今のは消せ!」
「は、はい! すいませんでした!」
やっぱり撮ってたか! そろそろパンツだけでも返してくれないかな?
「音色、そろそろパンツ返して」
「ダメだよお母さん、隠し場所は私しか知らないんだから」
ほう、それはいいことを聞いた。
「音色って今日、可愛いミニスカートだね?」
「そうでしょ……ってまさか!」
そのまさかだよ。
「はうっ!」
音色 (ノーパン)が内股になる。そして私が音色のパンツを振り回す。
「どうしたの? 音色ちゃん? まさか!」
パシャパシャ!
紅葉が音色のスカートの中を撮影する。
「~~~~~っ!?」
ドカンッ!
「グハッ!?」
音色が紅葉を蹴り飛ばした。そして扉が壊れた。音色が紅葉を蹴った時に良いものが見れた。紅葉、ありがとう……君の犠牲で私は幸せになれたよ。
「音色、扉……」
「はっ! ごめんなさい、お母さん! 紅葉姉さんが全部あとで直しておくから!」
その後音色に服を全て返して貰った。音色のパンツってなんか大人びてる感じだったよ……




