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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第11章 ティア・アメジストの生活
152/194

第149話 文化祭のクラス出し物


 あれから80年が経過した……ということもなくいつも通りの日常だ。


「ではこれから文化祭で行うクラス出し物を決めたいと思います」


 こうしてアテナが仕切ってるの見ると面白いな……ちなみに文化祭委員はアテナと英司の学級委員コンビ。


「何か案のある人はいますか?」


 そういえばどこかの学校は石を展示してたな……どこだっけ?


「喫茶店がいいと思います」


 定番だね。


「残念ながらうちの学校はそういうことはできませーん」


 祝え! 定番が否定された瞬間である。


『ティルも俺に似てきたな』


 ……今後気をつけよ


「じゃあ演劇がいいです!」

「演劇は演劇部がやるのでできませーん」


 祝え! 定番の2つが否定された瞬間である。


『それはもう遺伝だ。諦めろ』


 ……そうだね。これは無理だ。


「じゃあ何ならできるんですか?」

「迷路とお化け屋敷は学校が許さないのでトランプやカードゲームとか縁日とかしかできませーん」


 なんだその選択肢は……あとさっきからその『せーん』っていうのが微妙にイラつくんだけど。文化祭当日は何してるのかな? ちょっと見てみよ……映画投影してたね。自分たちで作成したやつ


「ティア? どうした? 髪の毛銀色にしちゃって」

「能力で文化祭当日を見ただけ」

「そうか、それで何を見たんだ?」

「映画投影やってた」

「そうか」


 武瑠とそんな会話をしてたら


「映画作成がしてみたいです!」


 例の生徒Aが発言した。っていうか君はまだ出番あったの?


「ホントにお前の力って凄いな」

「でしょ? ドヤっ……」

「口で言うな」

「さすがティアですね!」

「わざとらしい褒め言葉はいらないよ秋」

「そうですか」


 その後映画に決まった。


~~喫茶店~~


「「ただいま」」

「おかえりなさいティアちゃん、アテナちゃん」

「音色お姉ちゃん、仕事はどう?」

「以前よりも楽になったよ。ありがとう」


 音色に撫でられた。少し嬉しい。でも私は撫でる側が好きなんだ! あとで音色を小さくしよう。


「じゃあ私は部屋に行くから」

「そう、わかったよ」


 私は部屋に行くふりをして飯田家に向かった。


~~飯田家~~


「あれ? 葵じゃん、どうしたの?」


 家に入ると葵がいた。


「お母さん、久しぶりに帰って来たんだよ。しばらく会社が休みで」

「そうなんだ」

「おねえーたんだーれ?」


 可愛いよ! 蒼くん! おねーたんって! ヤバいよ!


「蒼くん、私はティアっていうんだよ。よろしくね」

「てぃあおねーたん、よおしく」

「蒼くん可愛いよ!」


 私は蒼くんを抱きしめる。

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