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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第11章 ティア・アメジストの生活
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第148話 神と天使と悪魔の関係


 二人の眷属ができてから数日後……


~~魔物研究同好会部室~~


「じゃあ二人にはこれから喫茶店で働いて貰うね。給料は私と同じ額つまり通常の半分で時間は5時から7時の2時間を火、水以外毎日交互でやってね。とりあえずはそれぐらいかな」

「「了解です!」」


 よし、これで音色の負担を減らせるね。最近忙しそうだったからね。少しくらい楽にさせてあげたいからね。


「じゃあこれから教えるね」

「「よろしくお願いします!」」


 どこの騎士団だよ! って言いたくなるね。


「じゃあ……」


 それからいろいろ教えた。


「ねえ、天使ってどのくらい生きるの?」

「そうだね。だいたい1万年は生きられるよ。それで1人死ぬと1人生まれるって感じかな?」


 1万年とはずいぶん生きるな……


「天使と悪魔については?」

「天使は人間を導く存在かな? 悪魔は人間に悪いことをさせようとする心を作るんだよ。それでその人間がどれだけ耐えられるかを決めて次は何に転生させるかを決めるんだ」


 じゃあ悪魔って悪いやつじゃなくね?


「この前のアレは?」

「人間界にいる学生じゃない悪魔は追放された悪魔だから、私たち天使が駆除しないといけないんだよ」


 じゃあ別に問題ないか。


「神と天使については?」

「神はその司っているものを自由に扱うことができる存在なんだ。特に使命とかないから自由に生き続ける存在なんだよ。それで天使は神と契約することで地上の平和を守って貰うのを手伝って貰うんだよ」


 つまり、私はまた変なやつが出たら駆除しないといけないのか……


「ああ、でも悪魔とかは私達が駆除するから大丈夫なんだよ」

「じゃあ何するの?」

「世界崩壊の危機とかそういう大きいことをやって貰うぐらいだから、殆ど仕事はないよ」


 ならよかった……そんなしょっちゅう仕事とかやりたくないからね。


「そういえば異世界とかって行けるの?」

「ああ、神が使える能力でピンク色のドアを作れば行けるぞ」


 なるほど、つまりどこでも◯アを作れば行けるんだ。今度行って見ようかな? どうせ地球じゃ戸籍とか問題あるから居られないからね。


「それってつまり俺がいた世界に行けるってことか?」

「そういうことっぽいね。っていうか武瑠居たんだ」

「最初から居たよ! まあ、そんなことより今度行かないか?」

「そうだね。アテナ達が死んだら行こうか」

「なげーよ! どんだけ待つんだよ!」

「「「別にたったの80年くらいじゃん!」」」

「お前ら80年舐めんなよ! 人が1世代交代するんだぞ!」


 なかなか凄い名言だな、でも……


「「「たったの1世代じゃん!」」」

「これだから長寿は!」


 寿命? なにそれ? 私知らないな……


「武瑠だって不老不死になるんでしょ?」

「そういえばそうだったな」


 こいつ絶対忘れてたな。


「ならみんな死んでからでもいいじゃん」

「それもそうだな。少し急ぎ過ぎたな……」

「じゃあ80年後に異世界に行こう!」

「「「おおっーー!」」」


 こうして私たちは80年後に異世界に行くことが決定した。


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