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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第11章 ティア・アメジストの生活
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第146話 見習い天使


 私と武瑠は授業が終わって部室でカードゲームをしていた。


「これ面白いな!」

「そうでしょ?」

「お前に勝ってやる!」

「武瑠が私に勝つなんて100年はやいよ!」


「けどお前の場には効果を無効にされて攻撃できないカード3枚だけ! ティアに何が出来るというのだ!」


「私はBMPシャチとBMPウナギと◯ンク3のBMPタコを◯ンク◯ーカーにセット!」


「エース3体を素材にするだと!?」

「行くぞリボ◯バー!! これが私の新たな可能性だ! 

 この世に満ちたる神秘の時間、奇跡の未来に降り注ぎ、無限の運命を紡ぎだせ!

 リン◯召喚! 現れろ! ◯ンク5! BMPパイロフロッグス ダークフルード!!」


 これが私の繋がる力だ!


「この瞬間!速攻◯法、ノギン・コーディン発動! パイロフロッグスを破壊して、相手にパイロフロッグスの攻撃力のダメージを与える!

 その後、破壊したカードを特殊◯喚し、そのカードのみを素材として同名カードをリ◯ク◯喚する!」

「マジか……」

「両生類よ! (さかな)く未来に身を投じ、真のカエルに新たな力を呼び覚ませ!

 超転生◯ンク召◯!! 生まれ変われ!リン◯5! BMPパイロフロッグス ダークフルード!!」

「お前カエルだったのかよ!」


 そんな感じで気づいたら6時を過ぎていた。喫茶店は最近昼間は先生が注文をとって、夕方からは音色か優希さんがとることになっている。暇なときは私やアテナも入る。


「もう学校に生徒いないから帰ろうよ」

「そうだな。にしても1回くらいは勝ちたかったな」

「だから言ったでしょ? 私に勝つなんて100年はやいって」

「お前の場合未来とか見えるんだから卑怯じゃないか?」

「私はそんなことしないよ!」


 カードゲームなのに予知して相手の伏せカードとか手札とかわかっても楽しくないじゃん!

 そうして荷物を持った直後……

ドンっ!


「なに!?」

「外だ!行くぞティア!」

「うん!」


 私と武瑠は校庭に向かった。


ーー秋視点ーー


 私と日向はこの前温泉街で見つけた悪魔と校庭で交戦していた。


「ほらほらどうした! 見習い天使どもが!」


 私と日向は見習いの天使で人間界で人間について学ぶため地上に降りてきている。


「お前らから来ないならこっちから行くぞ! おらっ!」


 悪魔(ロリコンの不審者)は日向を蹴り飛ばした。


ドンっ!

「日向!」

「ほらほらお友達の心配してる場合じゃねーぞ!」


 今度は私を蹴り飛ばした。そして校舎の壁に当たった。


ドンっ!

「ゲホッ!」

「秋! 大丈夫!」

「ああ、気にするな」


 ヤベ……もう動けない……


「よくも秋を!」

「日向!」

「バカなやつだな」

「え?」


 その瞬間日向がぶっ飛んだ。


「日向! 大丈夫か!」

「秋……ごめんね……私、もう……無理だから……秋……今までありがとう……」


 日向の力が抜けた。


「日向ーーっ!!」


 その瞬間、時間が()()()


「え?」

「ほらほらお友達の心配してる場合じゃねーぞ!」


 さっきと同じ攻撃! 体が動く! これなら!


「当たるかよ!」

「何!?」

「日向! 大丈夫か!」


 私は日向に駆け寄る。


「大丈夫だよ」

「よかった。にしても今のは……」


 確かにさっき日向は死んだはず……どういうこと?


「それは私が1度見た未来だよ」

「え?」


 どうしてここにティアちゃんが……


「二人共天使だったんだね。よく頑張ったよ。あとは私がやるから武瑠! 二人をよろしく!」

「わかった!」


 ティアちゃん? どういうこと?


「これが私の新しい力だ! 変身!!」

『仮面◯イダー!ライ◯ー!

◯オウ・ジ◯ウ・ジオ◯! Ⅱ(ツー)!』


「過去も未来も、光も闇も、全て受け入れる! その力で私は、新たな運命を切り開く!

 さあ、ロリコンさん勝負だよ!」


 次の瞬間ティアちゃんが鎧と剣を装備していて、髪の毛が銀色になっていた。


「ティアちゃんは今すぐ退きなさい!」


 悪魔がティアちゃんに迫ろうとすると見えない壁に弾かれた。


『神の凱旋である!


  祝え! 全英雄を凌駕し、時間を越え、過去と未来を支配する時の神! その名もティルスティア・アメジストⅡ(ツー)! 新たな歴史の幕が変わりし瞬間である!


 では我が娘よ、存分に戦われよ』


次回、謎の戦闘シーン再び。……これって恋愛ですよね?

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