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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第10章 ティアの中学生生活
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第139話 かくれんぼ


 ハイキングが終わり、夕飯を食べて私服に着替える。部屋はあいつらと一緒だが別に時間止められるからトイレに入って1秒後に着替え終わって出てくることにした。別に時間をその場で止めて着替えてもいいのだが、とても恥ずかしいからやらない。


「ティアやっぱりその服なんだね」

「そういうアテナだってそうじゃん」


 アテナも喫茶店の制服を着ていた。


「ティアちゃん、アテナちゃんとお揃いなんだね」


 まあ制服ですからお揃いでもないんですけどね。


~~クラスレク会場~~


 そういえばクラスレクって何をするんだろう。


「じゃあこれからクラスレクを始めるよ。やることはただのかくれんぼ、最後まで見つからなかった人には景品を用意してあります。制限時間は1時間です。鬼は私が行います。皆さんはこのホールの中で隠れてください。

 ただし、舞台の上は行かないでください。舞台の上は見つかった人が行く場所です。そこには監視の榊先生がいるのでズルはできません」


 榊先生はうちのクラスの副担任でこのホールは結構広く、かくれんぼの特設会場かと思うぐらい障害物が多い。


「じゃあ3分後に探しますのでそれまでに隠れてください。では先生は外で待ってますので頑張ってください。全員見つかったら罰ゲームがありますので気をつけてください」

「「「えっ!?」」」


 景品ってなんだろうな……私は捕まる訳ないから罰ゲームはまずあり得ないし……さてどこに隠れようかな? ちょっと未来を見てみよう……そこにしよう。


「じゃあ皆さん入りますよ」

ガチャ……ガチャガチャ……

 ん? どうしたんだ?


「開きませんよ! 誰ですか! 物を置いた人は!」


 ここから扉が見えるが物は置かれてない。つまりこれは罠である。ずいぶん汚い手を使ってくるね。


バンっ!

「石井くん、中嶋くん、菊地さん、吉田さん見つけましたよ!」

「「「先生汚い!」」」

「勝てばいいんですよ。どんな手を使ってもね」


 少なくとも大人のやることではないね。きっと先生たちの中で何かあるね。


「残り34人ですよ」



 それから10分後……



「あと10人ですよ。これは先生の勝ちですね」


 慢心はよくありませんよ。私は先生が全員の死角に入ったところで時を止めて先生を気絶させる。


「うっ!」


 そして私は再び隠れる。


 

それから30分後……



 先生は覚醒した。


「はい、アテナちゃん見つけた」

「見つかっちゃったか……」

「残り3人ですね。吉川くん、高橋さん、ティアちゃんだね」


 武瑠は多分隠蔽魔法でも使ってるんじゃないかな? 秋さんは意外と凄いね。そろそろ眠くなっちゃった。ちょっと寝よ。


ーー武瑠視点ーー


 先生めっちゃ必死に探してんな。


「高橋さん見つけたよ」

「あーあ、いいところまでいったのに」


 そういえばティアはさっき先生を気絶させてたな……ああいうのアリなんだな。確か先生も『勝てばいいんですよ。どんな手を使ってもね』って言ってたしアリなのか。魔力もあと少しだしそろそろ隠れるか……


 かくれんぼ終了まであと3分……


「吉川くんやっと見つけた!」


 見つかったか……あとはティアだけだな……あいつどこに隠れてるんだ?


 かくれんぼ終了……


「ティアちゃん、終わったから出ておいで」

「……」

「あれ? ティアちゃん? どうしたの? はやく出ておいで!」


 なんで出てこないんだ? 今は何時だっけ? あっ! 8時だ。いつもティアが寝てる時間!


「先生」

「武瑠くんどうしたの?」

「多分ティアは隠れたまま寝てます」

「マジか」



 それからみんなで探して1時間後……



「ティア! 見つけたぞ! そんなところにいたのか!」


 ティアは舞台の下の扉の中にある箱の中ですやすやと眠っていた。箱の中で寝てる姿がとても可愛いくてカメラマンも思わず写真撮ってた。

 その後俺はティアを部屋まで運び、寝てるティアの体を洗った。

 久しぶりの感触が気持ちよかったな。あと少しで理性が飛ぶところだった。

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