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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第1章 M期 
14/194

第14話 襲来と3ヶ月


 12月30日今日は雪奈お姉ちゃんたちが来る日です。雪奈お姉ちゃんたちが来る前に、大掃除を終わらせ、お昼を食べたのであとは雪奈お姉ちゃんたちが来るだけです。


ピンポーン♪


 来たみたいですね。ちなみにティナは昨日のピーマンのせいで具合悪いと言って部屋に籠ってしまいました。犯人は誰かな?


「おはよう雪奈お姉ちゃん、紅葉ちゃん」

「おはようティルちゃん」

「おはようティル」

「冷えちゃうから早く入って入って」

「「お邪魔します」」


 二人とも行儀いいねぇーホントに小学生かな? ティナだったら「邪魔すんぜ☆」とかそれに似たようなこと言うだろうに……


「久し振りね雪奈ちゃん」

「おばさん、お久し振りです」

「こんにちは、あたしは雪奈とティルの友達紅葉って言います。宜しくお願いします」

「…………」


 あれ? ママどうしたの? あのティルに友達が二人も……みたいな顔しちゃって……


「あのティルに友達が二人も……」


 実際に言ったよこの人!? そう言うのは顔だけにしとけよ……確かに以前は友達とかほとんど居なかったかも知れないけどそれでも二人はいたんだよ?


 それなのに何今まで友達居なかったみたいにしてるんだよ……

 

「「………」」


 二人からの哀れみの視線が痛い……別にボッチじゃなかったのに……


「「「(今にも泣きそうなティルちゃん可愛い!)」」」




 そんなこんなで夕飯を作る時間になったので作っていたら二人からの視線が凄かった……

 

「さっきからどうしたの?」

「いやぁ~器用に作るもんだなぁ……と思っていただけですよ」

 

 ティナが部屋から出て二人に挨拶を済ませたので

「はい、召し上がれ」

「「「いただきます」」」

「どうかな?」

「美味しい!」

「何これお店のよりも全然美味しい」

 

 口にあってよかった……ティナに余計なこと言われたから不味かったらどうしようかと思った……


「だろ?」


 なぜティナがドヤ顔をしているんだ……


「そう言えば前に話しておいたと思うけど明日から4月まであっちに戻るわよ」

「え?」


 何それ? 聞いてないよ?


「そう言うのは訳で二人とも、次に会うのは入学式の日ね」

「「えーーっ!!!」」




 翌日……



「じゃあね二人ともまた4月に」

「うんティルちゃんたちと一緒に登校するの楽しみに待ってるね」

「じゃあ行ってきます」

「行ってらっしゃい」



 約3ヵ月後……



「ただいま雪奈お姉ちゃん!」

「ティルちゃんおかえり、随分早かったね」


 まあテロップ貼っただけだからね。実際に3ヶ月経ってるけど……

 え? この3ヵ月のこと? 書くこともないよ。研究所に監禁されて毎日検査されてただけだしね。

 さて明日はいよいよ入学式だね。友達できるかな?

 もうM期も終了ですか…

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