表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第10章 ティアの中学生生活
139/194

第135話 アテナとかなちゃん先輩


 私は今学校で金色の髪をした人に絡まれていた。


「なんでお母さんに伝えたの!」

「それはアテナのことを思って……」

「いいの! 私は英司のことが好きだから別に子どもが出来ちゃっても嬉しいの!」

「そしたら死んじゃうじゃん! そんなの意味がないよ……それにアテナが死んだら私……」


 私は気づいたら涙が出ていた。


「ごめん、ティア……私、ティア達のこと考えてなかった。自分だけ満足しようとしてたよ……だから今度からはゴムをつけるね!」


 行為そのものは辞めないんだね。まあ年頃だし仕方ないか……私も小1から毎日1人でやってるし……ってそれは異常か……


「ティア、どうした?」

「武瑠か、別にアテナが道を踏み外そうとしたから止めただけだよ」

「そうか、部活行こうぜ」

「そうだね」


~~魔物研究同好会部室~~


 そういえば最近かなちゃん先輩が来てない気がする。


「久しぶりティアちゃん!」

「かなちゃん先輩! 今まで何をしてたんですか!」

「ごめんね。ティアちゃん、私転校することになっちゃったからもうここにはこれないの……」


 え? 転校? 早くない? まだ2回しか登場してないじゃん!


「どこに転校するんですか?」

「塩基町っていうところにある水無月中学校っていうところよ」

「そうですか」


 あの忌々しい学校か……ティナの事件にサイダーに同好会……いいこと何もないな!


「それじゃあこれ、ここの鍵だから。普段は開けっ放しだけど鍵はこれ1つだから閉めたらなくさないでね」

「わかりました」

「じゃあね。ティアちゃん」


 かなちゃん先輩は立ち去って行った。


「じゃあ今日も掃除しようか」

「そうだな」


 私と武瑠は掃除を始めた。ないかな? 音色の黒歴……あれ?


「これって……」

「どうした?」

「木島先生の名前じゃない?」

「ホントだ。ちょっと見てみようぜ」


 二人で中身を確認するとシュヴァルツディストピアとか書いてあった。


「……持ち帰って先生を脅そう」

「黒いな」


 というわけで掃除を再開した。


「ずいぶん綺麗になったな」

「まさかベッドまで出てくるなんて凄いねこの部屋」


 この部屋備品多くない? 大量の黒歴書にソファーにベッド、冷蔵庫にエアコン、人が生活できる感じがする。


「ティア」

「なに? きゃあ!」

ドサッ……


 私は転んでしまった。


「ティア? 大丈夫か?」


 武瑠が手を出してくれたので私はそれを掴む。


「うん、ありがとう」

「水色の縞パン」

「!? 武瑠のエッチ……」

「ティア、それよりも」

「なに?」

ドサッ!

「え?」


 私は武瑠にベッドの上で押し倒されていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ