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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第10章 ティアの中学生生活
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第132話 部活とアテナと漆黒のダークヴァンパイア


 委員会決めをさっきまでしてたが、つまらないのでカットです。結果だけ言うと、アテナが英司と学級委員になったくらい。そして、今部活を決める時間になった。


「ねえ、武瑠これは?」

「気になるな……」


 私が武瑠に見せた部活は魔物研究同好会だった。ただの厨二の可能性は高いが、私は少し怪しいと思った。武瑠は興味津々だった。実際に魔物を見た人だから仕方ないね。


「よし、行こう! 英司とアテナはどうする?」

「私は料理部に入るからいいや」


 へー、料理部か……あれ? おかしいな雪奈の不味い料理で先輩が倒れた記憶しかないな……


「英司は?」

「俺も料理部にした」

「なんで?」

「俺、アテナと付き合うことにしたから」


 え? アテナと?


「「ええーーっ!?」」

「ティア私、英司のことが好きだったの。」

「……もうエッチはしたの?」

「「…………」」


 二人の顔が赤くなっていらっしゃる。これはやってますね。春休み中よく出掛けるな……とは思っていたけど、まさかそんなことをしていたとは……


「アテナ、今日帰ったらお風呂に入ろうか」

「いや、今日はそのちょっと……」


 あっ! これ体内に出しとるやつや……道理で今日朝早くに学校に行った訳だ。


「入ろうね。拒否権はないからね」

「はい……」


 その後、私と武瑠は怪しい同好会に行った。


「ようこそ、魔物研究同好会へ!」

「あれ?」


 おかしいな? 厨二がいない……というかこの人しかいない。


「ここは?」

「ここはね。実際にこの町で目撃された魔物を研究するっていう建前を持った私の遊び部屋」


 汚な!(2つの意味で)にしてもこの部屋ずいぶん古いな。ん? ロッカーの間に何かノート? が挟まってる……


「よいしょ……」

「「(純白だと!)」」


 これは? 音色の名前? なんでこんなところに? 開いて見よう。


「…………」


 おお、これが音色の黒歴史か……いいものを見つけた。漆黒のダークヴァンパイアか……喫茶店にある雪奈の額縁に入れて飾ろ。でもこの部活に入れば自由にできそうだな……


「ティア、どうする?」

「私、この部活に入る!」

「そうか……なら俺も入るよ」

「そうかそうか、ここにあるものは好きなだけ持っていっていいからね。私の名前は佳奈子っていうんだ。かなちゃんって呼んでね」

「ありがとうございます! ティアです。よろしくお願いします。かなちゃん先輩」

「(かなちゃん先輩って!? ヤバっ鼻血が……)」


 他にもないかな? 音色の黒歴史!


~~喫茶店~~


「ただいま」

「おかえりなさい、お母さん」

「音色……」


 ちょうどいいタイミングだね。


「音色」

「なに?」

「漆黒のダークヴァンパイアってなに?」

「っ!? やめて! わかってるでしょ! なんで知ってるの!」


 焦ってる音色も可愛いね。


「実は今日学校でこんなものが……」

「っ!?」

ドン!

「きゃあっ!?」


 私が音色にノートを見せようとすると音色が私を突き飛ばし、私のノートを奪った。


「ちょっと返してよ!」

「ダメに決まってるでしょ!?」

「音色さんの黒歴史、私も知りたいですね」


 さすが音無さん! よくわかっていらっしゃる!


「これだけは絶対駄目! 私死んじゃう!」


 精神的にヤバそうだね。まあ中身の写真は撮ってあるんだけどね。さてと……


「アテナ! お風呂入ろ!」

「やめてぇぇぇぇっ!!!」


 私はアテナをお風呂に連行した。お風呂でアテナの下の口から白い液体が出てきた。アテナは凄い恥ずかしがってた。可愛いかったな。写真撮って置けばよかった。あっ! もちろん妊娠はしないように注意はしたよ? 

 そして、その後もちろん詩織さんに報告した。

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