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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第8章 ティアの小学生生活2
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第122話 運動会種目決め


~~教室~~

 今日は学校でとある決め事をする。それは


「運動会の種目を決めたいと思います! やりたい人は手をあげてね」

「「「はーい!」」」


 そう、運動会の種目決めだ! 小学1年生は、1年生かけっこ25mは確定なので、決めるのは玉入れ、クラス対抗かけっこ100m、綱引き、大縄跳び、そして全学年混合色別対抗リレー500mだ。

 最後のだけは絶対になるわけにはいかない! 小学1年生に500は学校側が狂ってるようにしか見えない。ここは綱引きか大縄跳びか玉入れだな。競争率が最も低いところにしよう。


「じゃあまずは玉入れに参加したい人」

「「はーい」」


 各種目6人ずつでリレーだけは1人。合計31人、アテナが入ってきたこのクラスは1人増えているためその割り振りになった。玉入れは8人か……


「じゃあ保留ね。次かけっこに出たい人」

「「はーい」」


 4人か……ここにしておこうかな。私は手をあげる。


「あっ! ティアちゃんは500だからダメだよ?」

「は? 嫌ですよ」


 この教師は何を言ってるのかな?


「じゃあリレーに出てくれたらドーナツ買ってあげるから!」


 ドーナツか……だが断る! 500なんて嫌だ!


「さすがに嫌ですよ」

「じゃあ優勝したら先生たちの焼き肉パーティーに招待してあげましょう。もちろん全部先生の奢りです」

「連れはいいですか?」

「まあ、構いませんよ。連れの分まで先生が奢ってあげましょう」


 おお、マジか。じゃあ私と優香、アテナ、武瑠、雪奈、紅葉、葵、音色、先生、詩織さん、ティナ、武くんとクラス全員とかでいいのか。

では先生の財布を芥子粒にしようじゃないか。


「いいましたね。クラス全員とその保護者たちで先生の財布を芥子粒にしてあげますよ」

「やめてください。先生が死んでしまいます。せめて大人1人と子ども3人までにしてください」


 チッ……じゃあ仕方ないね


「交渉決裂ですね」

「……大人2人と子ども3人にしましょう」


 まだいける!


「大人6人子ども4人」

「……大人3人子ども3人」

「大人5人子ども4人」

「……大人4人子ども4人」

「大人5人子ども3人」


 ここら辺が限界かな……


「わかりましたよ。それくらいなら学校の経費からおろしましょう。但し、負けたらティアちゃんにはノーパンで過ごしてもらいましょう」


 汚いな……っていうかまたノーパンか! やだな……でも無理やり人数あげたから引きさがれないしな……


「じゃあ特別に出てあげましょう」

「ありがとうございます!」


 これ、絶対裏あるな……優勝したらボーナスとかそんな感じだろうな。まあいいや折角出るんだから優勝しないとね。負ける訳にはいかないし

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