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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第8章 ティアの小学生生活2
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第118話 浅井邸での決戦


 なんか平行世界の私が変なことされたような気がする。まあ関係ないし、いいか。


 さて、それじゃあこの謎のバトルシーンを終わらせるか。


「なんだ、その鎧と剣は!」

「これはアーサー王の鎧と聖剣」

「アーサー王だと!」


 なんか展開がベタ過ぎない?


『祝え! 全英雄の力を受け継ぎ、時間を越え過去と未来を統べる時の神、その名はティルスティア・アメジスト featアーサー王 初めて英雄の力を受け継いだ瞬間である!』


 どこの○ォズだよ……っていうか私って時の神様だったんだ。あとティルスティア・アメジストって何?


『我が愛娘の神の名だ』


 我が○王みたいなノリで言うな! でも凄い! 力が溢れる!


『あの剣は呪われてる、すぐに破壊してくれ!』


 この世界には魔法とかないんだけどな……でも破壊すればいいんだね。


「こい! アーサー王!」

「一気に決めるよ!」


『フィニッ◯ュタイム!』


 私はお腹につけているであろうなにかを360°回転させた。


『エクスカリバー!! タイムデストロイ!!』

※オリジナル必殺技です。決して何かのパクりではありません。べ、別にジオ◯なんて知らないんだから!


「はああああああ!!」


 花蓮さんの剣を一閃すると剣は壊れた。そして花蓮さんは倒れた。

何この聖剣!? 強すぎじゃない!?


『いや、ティルの力がチートなだけだ。俺の数倍はあるぞ』


 やっぱりか! いくら神でもこの力の量はおかしいと思ったんだよ! どこをどうしたら幼女が鎧とか聖剣を持てるんだよ!


『ほら、ティルの勝ちだぞ! よかったな!』


 まあ、確かに……


『ついでに言うとこの戦いは優香ちゃんの部屋で優香ちゃんと爺やさんがカメラで見てたぞ』


 ……は?


「ティア! 凄いよ!」

「ありがとうございます。ティルスティア様」

「え? どういうこと?」


 なんで爺やさんにまでお礼を言われるの?


「大奥様は数年前にあの剣を手にしてから変わられてしまった。それまではごく普通のお方でした。使用人達も皆操られ私だけになってしまったところにティルスティア様がいらっしゃられ、あの剣を破壊してくれたので感謝しております。ありがとうございました」


 あっ! つまり全部あの剣が悪かったんだね。うん! 万事解決!


「ところでティルスティア様、その聖剣と鎧はどこから出したのですか?」

「知らん」

「知らないんだ……」


 なんか優香がうなだれてる……だって知らないんだから仕方ないじゃん


「優香ね、お母さんが変わってから友達もいなくなっちゃってね。優香、寝ることしかできなかったの。ティアはそんな優香に話しかけてくれた上に、お母さんを戻してくれてありがとう」


 優香がよく寝てる理由がわかったよ。そういうことだったんだ。でもあの剣はどこから手に入れたのかな? あの人転生者ぽかったけど、武瑠みたいに魔法で召喚とかしたのかな?


「ティア、鎧と聖剣が光ってるよ?」


 ホントだ。2つとも光の粒になって髪留めに入っていく……


「髪留め!? ふざけるな! 出ていけ!」


 そして全て髪留めに入ったあと光は消えた。

クソッ!? どうやって出せばいいんだ! あれ? 力が抜けていく……


ペタン……

「ティア?」

「動けなくなった……まあ明日には治るよ」

「よかった、じゃあ送って行くね」

「ありがとう優香」


 私は爺やさんに運ばれ車に乗せられ喫茶店まで送って貰った。

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