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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第8章 ティアの小学生生活2
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第112話 過去の自分

トゥイザラスで仮面ライ◯ーの社長ベルトを付けてキャンペーンに参加しよう!


 金髪幼女……もといアテナちゃんが転校してきた放課後のこと……


『ねえアテナちゃん、このクラスにはねタブーがあるんだよ』

『なにそれ?』


 私も気になるんだけど……


『1つ目はね優香に授業中に話し掛けないことなんだよ』


 まあ、そうだね。寝てるもんね。


『2つ目は雅司くんに歯向かうこと』


 うーん? そうなのかな?


『3つ目は絶対守ってね。ティアの髪止めに触れないこと。これだけはマジで死ぬからね』


 優香は人を一体なんだと思ってるんだ


『う、うん。気をつけるよ。ところでティアちゃんのその服はなに?』


 まあ、普通の人からみたらそういう反応だろうね。


『これは喫茶店の制服だよ』

『喫茶店? なんで?』

『私の家が喫茶店でね。前に先生と賭けをしたんだけど負けちゃってね。この服になったんだよ。でも案外この服便利なんだよね』

『そうなんだ』

『じゃあ私行くとこあるから帰るね。じゃあね二人とも』

『また明日』


 英語で挨拶って変な感じ……


「武瑠、帰るよ」

「ああ」


~~喫茶店~~

「おかえりなさい。お母さん」

「ただいま、音色」


 今日は音色か……


「先生いる?」

「家にいるけど、どうしたの?」


 じゃあ家に行かないとな……


「ちょっとね。じゃあいってくる」

「いってらっしゃい」


~~飯田家~~


「ティアか、どうした?」


 先生の家に着くと先生が出向いてきた。


「先生話しがあるんだけど」

「なんだ?」

「実はね、私神様だったんだよ」

「え? どういうこと?」

「それはね……」


 私は先生に自分がパパから聞いた話を話した。


「そうか……話はそれだけか?」

「もうひとつだけ、実はね今日行こうと思うんだ」

「……そうか、ならコレを持って行きな。これはお前のだ」


 先生はアメジストの入ったペンダントを渡した。


「ありがとう先生、でもいいの?」

「ああ、俺にはティルと俺の指輪があるからな。それと地図だ。ここにある」

「ありがとう、じゃあいってくる」

「いってらっしゃい」


 私は先生の家を出た。じゃあ行くか。塩基町まで



~~塩基町~~


 久しぶりだな、この町もあまり変わってない。あっ! ドーナツ屋さんだ! ちょっと買って行こう。


「すいませんチョコレート味1つ下さい」


 私は店員さんにお金を出す。


「ありがとうございました」


 ドーナツを受け取り私はまた進んだ。


~~???~~


「ここか……」


 ここにあるんだな、私のはどこにあるかな?

 ん? 気のせいかな? 今誰かにつけられてる気配がしたんだけどな……あ、あった!


「遅くなってごめんね。もっと早く来るべきだったんだろうけど、どうしても踏ん切りがつかなくてね。今日になっちゃたんだよ。あのね私、雪奈の喫茶店で働いてるんだよ。あの雪奈が開いた喫茶店でね。紅葉も大人になってたし、ティナも女の人らしくなってたんだよ。もうビックリしたよ。音色もずいぶん大きくなってとても美人だったよ。先生は老けてきたけどね。はい、これドーナツだよ。私の大好きなね。じゃあまたくるからね。

 今までありがとう()()()


 私は自分のお墓参りをして帰ろうとするが誰かの気配がした。


「誰!?」


 振り向くとそこにはアテナちゃんがいた。


「見つけた。ママの人生を台無しにした人」


 え? 日本語? それにママの人生?

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