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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第8章 ティアの小学生生活2
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第111話 金髪転校生


 今日からまた授業か……面倒だなサボろうかな?


「ほら、ティア行くぞ」

「えー、めんどい」

「ほら、行かないとおばさんに言うぞ」


 仕方ない行くしかないか……雪奈に言われると綠なことがないし


~~教室~~

 今日はギリギリだった。


「おはよう優香」

「おはようティア、遅かったね」

「うん、めんどくてね」

「それわかるわー」


 さすが優香、小学生なのによくわかっていらっしゃる。


「はい、みんな今日から転校生がきますよ」


 やっぱり新キャラくるのか……


「転校生はイギリス人ですが日本語がほとんど話せないので気をつけて下さい」

「「はーい」」


 日本語が話せないのか……ねえパパ、言語翻訳的な力ないの?


『あるぞ。それくらいならティアに返してあげよう』


 まさか本当に話せるとは……でもありがとう


『可愛い娘の頼みだ。これくらいなら大したことないさ』


 他に返して大丈夫な力ってないの?


『今はまだ魂が体にきちんと嵌まってないからなこれぐらいしかできないんだ。ごめんな』


 いや、私が聞いただけだから気にしなくていいよ。


『そうか、じゃあ何かあったら呼んでくれ』


 わかったよ。ありがとう


「じゃあ、アテナ・アイオライトちゃん『来て』」


 何故そこで英語なんだ。でもちゃんと翻訳されてるね。凄いや、でもこっちから話す時ってどうなるんだろう?


『ティルが英語で話そうと思えば他の人にも英語で聞こえるようになってるよ』


 そうなんだ。ありがとうパパ。おっと入ってきた。金髪で翡翠の瞳を持った背の小さい女の子が入ってきた。でも私より身長あるな……


『こんにちは、アテナ・アイオライトです。よろしくお願いします』


 語順まで入れ替わってるとはなんて優秀な……

でもみんな何て言ってるかわかってないね。


『じゃあアテナちゃん、あそこにいる白髪で目の色が違う女の子の隣の席に座ってね。何かあったら先生かあの子に聞いてねあの子の名前はティアちゃんっていうから』


 おい、ちょっと待て。なんで私がそんなことを……


『わかった。先生ありがとう』


 こっちくるよ……


『よろしくね。ティアちゃん』

 

 仕方ない……先生、あとでドーナツの無料券貰いますんで


『よろしくアテナちゃん』

「「「…………」」」


 みんな驚かないんだね。まあこの見た目だし仕方ないか……あれ? 優香? どうしたの? こっちに来ちゃって


『ティアは優香の親友、つまり優香のものだ!』


 なんか言ってるよ。アテナちゃん微妙な顔してるよ。


『そんな訳ないでしょ!』

パシッ

「痛っ!」

『気にしなくていいからね』

「「「ええ!? 優香ちゃん英語話せるの!?」」」


 そっちには驚くんだ……でも確かに優香はなんで英語話せるのかな?


「優香、長期休みは必ず外国に行くから10ヵ国語ぐらい話せるよ?」


 6歳児が10ヵ国語はヤバいっすね。っていうかブルジョワ過ぎませんか?

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