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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第1章 M期 
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第11話 運命のお隣さん


 まさかお隣さんが雪奈お姉ちゃんだったとは……


「そうだ。この後私友達と一緒に買い物に行くんだけどティルちゃんも行かない? ティナちゃんも誘ってさ」

「行きたい! それと帰りに夕飯の食材買ってもいい?」

「別にそれくらいいいよ」

「わかった。ティナにも聞いてくるから」

「30分後にここで待ってるから」

「わかったまたあとでね♪」


 さてボクの予想ではティナは行かないと思う……

 だってティナ(男の時から)面倒臭がりだし、(男の時から)引きこもりだし、(男の時から)ニートだし、朝はどうでもいいとか思ってたけど、さすがにこれはマズいよな……よし連れ出そう。


「ティナ聞いてよ、お隣さんが雪奈お姉ちゃんだったんだよ」

「ふーん」


 うわー興味なさそー


「でね、この後一緒に買いも「行かない」……のに行くんだけど一緒に「行かない」……行こう!」

「行かない」


 チッ……こうなったら……


「ティナ……よく聞きなよ。今日のことをママに伝えたらティナはどうなるかな?」

「……すまん。俺が間違ってた。だから母さんには言わないでくれ」

「解ればいいよ♪」


 それから20分後…


「ティナ準備はいい?」

「はいよー」


 窓OK! 玄関OK! 鍵OK! お財布……OK! よし出発!


「雪奈お姉ちゃんお待たせ」

「大丈夫よティルちゃん、おはようティナちゃん」

「おっす雪奈さ……痛った! 何すんだよ!」

「ティナ……これ以上その言葉使いしたらどうなるか分かってるよね?」


 ティナの言葉使いが悪いとママから怒られるのだボクが……ほんと訳がわからないよ。ティナを怒れよ……


「……すいませんでした」

「解ればよろしい」

「(調教するティルちゃん凄くいい……)」


 雪奈お姉ちゃんが鼻を抑えてる……もしかしてママの同類だったのかな? 雪奈お姉ちゃんの友達は普通でありますように……




 雪奈お姉ちゃんの友達との待ち合わせ場所に到着!


「おはよう、ユッキー」


 それと同時にユッキーと呼んだ胸が大きめの少女がこっちきた。


「おはよう紅葉(もみじ)

「おはよう、この娘たちは?」


 良かった……この娘はたぶん普通だ…何でわかるかって? 変態だったら「誰この可愛らしいロリ幼女たちは?」みたいな台詞を吐くからだよ……



「この娘たちは昨日隣に引越してきた、ティナちゃんとティルちゃんよ」

「ティルです、こんにちは」

「とm……ティナだ、別にちゃん付けはいらん」


 ティナ口調悪い……


「あたしはユッキーの友達で紅葉っていうんだ、ティナは見た目と違ってワイルドだねぇ。ティルちゃんは可愛いね今いくつかな?」

「12歳」

「……またまたティルちゃんは冗談が上手だね。」


 やっぱり信じられないよな……7歳ぐらいの幼女が12歳っていう設定……でも小学生とかやりたくないから……


「紅葉よく聞きなさい、ティナちゃんとティルちゃんは双子よ……」

「……え? ユッキーも冗談はその辺にしてよ……」

「ホントよ……」

「……マジで?」

「マジで」

「ティル様すいませんでした」

「別にいいよ。ボクたちから見ても双子になんて見えないし」


 さっきから横で笑いを堪えてるティナは……

今晩覚えとけよ……ピーマンたくさん入れてやるから……


「「ボクッ娘!?」」


 そういえば二人の前では、ボクとは言ったことなかったな……

 

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