第105話 ヤンキー当主
あれから2日経ち音色と優希さんも慣れてきたので、音色は月、金、日に優希さんは木、土、日に入ることになった。今日は木曜日なので優希さんの日だ。
「ティアちゃん、掃除ってこんな感じ?」
「そうそう。高い所から順番に」
私と優希さんは掃除中……
開店時刻……
「いらっしゃいませ音無さん」
「こんにちはティアちゃん今日は優希さんですね」
「はい、こんにちは音無さん」
「私、いつものをお願いしますね」
「あちらにございます」
「相変わらずはやいですね」
こんな感じで音無さんと会話をした。
カランカラン♪
「いらっしゃいませ」
「おう、嬢ちゃんこの前はうちの雑魚どもが迷惑かけたな、今回はその仕返しに来てやったぜ」
めっちゃヤンキーっていう感じの奴がきた。
「優希? どうしたの?」
「アイツってうちの学校でも有名な不良でさ。どんな奴が相手でもフルボッコにするんだよ」
「じゃあとりあえず警察に突き出すね」
「そんなことできる訳ないだろ!」
「お前舐めとんのか? おらぁ!」
男が殴りかかってきたが私はそれを避ける。そして私が一撃を入れようとする。
「えい!」
「のわぁ! あぶねぇ! 当たったら一撃だな……」
「退くなら今だよ?」
「俺様が退く訳ねーだろ!」
なるべく穏便にしたかったけど、それなら仕方ない、少し本気だすか……
「消えた!? グハッ!?」
バタン……
「ふぅー疲れた」
私は即座に締め上げ警察を呼んだ。
「ティアちゃん、あんた何者だよ……あの速度といいあの強さは……」
「ティアちゃんは凄いですね。あんな不良をすぐに片付けてしまうなんて、今回みたいなことを書かせて貰いますね」
凄いで片付ける音無さんのほうが凄いと思うよ。
「私は別に普通だよ?」
「それが普通とかありえないから!」
「そうかな?」
「そうだよ!」
その後警察の人が来て「お嬢ちゃん今度はこんな大物捕まえちゃって何者なんだい?」とか言われた。別に私普通なのに……普通に力を奪われた神様なのに……あっ、私周りから見れば普通に異常だった。
「そういえば音無さんはあの不良見ても平然としてましたね」
「私に怖いものなんてありませんから」
なんかこのやりとり見た気がするんだけど……あとその言葉本当かな?
「あっ! 朝日さん!」
「ひっ!」
めっちゃ怯えてるよ……
「冗談ですよ」
「ティアちゃん、そういうのはやめてください」
「なら嘘は良くありませんね」
「そうですね……」
音無さんは凄い反省していた。とても可愛いかったです。そして翌日パソコン見たら、『速報、有名な不良幼女に負ける』とか、書いてあった。




