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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第7章 温泉旅行と夏休み
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第100話 新しい店員と労働時間


 今日も喫茶店で働いている。

最近土日も人数が減ってきて土日の人数は10人くらいになったのでしばらくティナはクビ……もとい休業になった。まあ私の賃金ティナの半分以下だもんね。私は奴隷かなにかですか?


カランカラン♪

「ティア!」

「先生? いらっしゃいませ?」


 そんなに慌ててどうしたんだろう?


「どうしたの?」

「ティア、あのな先生リストラされたんだ……」

「へぇー先生リストラされたんだ」


 ついにロリコンはリストラか……


「反応薄いな……それでここで働かせて欲しいんだ! 料理の資格なら持っている!」


 先生は雪奈が持っていた紙を見せてきた。本当に資格もってたんだ。でもこれ以上はなあ……いや、待てよ……このお店の収入が低いのは場所と夕飯の時間に店が開いてないからだ。


 だったらその時間にもお店を開けば収入が増える! それはつまり私の賃金も上がる!


「ちょっと聞いてくるね。」


 私は厨房に行った。が、誰も居なかった。


「はぁ……あの二人は」


 もうあの二人クビにして先生雇ったほうがいいのかもしれない……


「二人とも居なかったから先生は閉店後までここに居てよ」

「わかった」


 閉店後……


「ティアお疲れ。あれ? 先生どうしたんですか?」

「先生リストラされたからここで働かして欲しいって」

「へぇー先生リストラされたんだ」

「お前ら何でそんなに反応薄いんだ……」


 だってロリコンがクビになっただけだし……


「先生を雇ってどんなメリットがあるの?」

「そうだな……俺が居れば営業時間を長くできる。つまり夕飯の時間も営業できる。それはこの店の収入が増えることに繋がるんじゃないのか?」

「「そうか!」」


 二人とも納得したようだね。


「なんで収入が少ないのかずっと考えてたけどやっと謎が解けたわ」

「まさか夕飯の時間に閉店してたからだなんて……盲点だったわ!」


 この二人はバカだったようだ……


「ありがとう先生、先生のおかげで稼げそうだよ!」

「あれ? この流れって……」


 確かにこの流れは「先生ありがとう! じゃあね!」で終わる流れだね。さすがに可哀想だから止めてあげよう。


「ママ、雇ってあげて」

「……そうね。いいよ先生」

「助かる」

「雪奈、それで閉店時間は何時にするの?」

「そうね。朝の11時から夜の8時にまでにしましょう。ティナを夕方の5時から8時まで入れてティアは6時半まで入れれば夕飯の時間で混雑することもないわね。それに3人居れば夕方は二人でまわせるから1人は休みにできる」


 私働き過ぎじゃない? 昼間1人で働いてるの私だよ?


「夏休み終わったらどうするの?」

「その時は誰か雇いましょう」


 私過労死しそう……大丈夫かな?

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