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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第7章 温泉旅行と夏休み
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第97話 オルゴールとお子様ランチ


 今日は旅行3日目でオルゴールをみんなで作る予定になっている。といっても私や武瑠は年齢制限のため曲を選んでそれを元々できているオルゴールに曲をはめるだけになっている。

 雪奈たちは部品を1から組み立てるらしい。


「着いたぞ。ここだ」


 オルゴールを作るお店に着いた。


「予約した吉川です」

「はい、ではこちらにどうぞ」


 私たちは席に案内された。


「はい、こちらがお客様の席になりますのでこちらで製作してください。お子さまたちの分はこちらに置いてあります」

「わかった。よし、じゃあ曲を選んで来るか」


 私たちも曲を選びに行った。


 どれがいいかな? 武瑠はどういうのに……ティナが特撮の棚から運転する人のオープニング曲を武瑠に渡してるね。雪奈は『ご注文は幼女ですか?』の曲だね。っていうかそんなものまであるんだ……お子様用は別として普通はゆったりしたような曲だと思うんだけどな……

 紅葉も似たようなの選んでるね。葵と音色は人気映画のやつか。先生や武くんは古そうだからどうでもいいや……


「ティア、決まった?」

「ママ、まだ決まってないよ?」

「ならこれはどう?」

「これは?」

「◯リキュア」

「却下」


 ふざけてるのかな? あっ! これにしよう。


「それにするんだ」


 私が選んだのは音無さんのアニメ化した作品のテーマ曲で最初は仲の悪かった主人公と親友が仲良くなってその後、父親の転勤で離れてしまい再び再開するっていう感動的な物語だね。


「うん、これにする」

「じゃあ席に戻ろうか」

「そうだね」


 私たちは席に戻り製作を始める。私と武瑠ははめるだけなのですぐに終わった。葵はなんか手際よかったね。先生と音色もなかなかよかったよ。紅葉と武くんは仕事柄か、なかなか早く終わった。ティナはそこそこ時間が掛かったけど、雪奈ほどじゃなかったね。

 詩織さんは気づいたら終わってた。いつの間にやってたんだろうか……


「ふぅ……やっと終わった……」

「お疲れママ」

「ティア、抱きしめさせて!」

「ギャッ!」


 私は雪奈に抱きしめられた。その時音色が羨ましそうに見てたからあとで抱き付いてあげよう。


「じゃあそろそろ昼飯にするぞ」


 私たちは昼食を食べるために◯ニーズに移動した。


「ティアは何にするか決めた?」

「私はオムライスでいいかな?」

「お子様ランチじゃなくていいの?」


 雪奈、私はもうあの時からお子様ランチは食べないと決めていたんだよ。


「もうやめて……」

「はいはい、すいませーん、カルボナーラとお子様ランチください」

「は?」


 何言ってるの?


「ティアはお子様なんだからお子様ランチを食べないで何を食べると言うの!」


 この野郎……あとで覚えてろよ

 私はお子様ランチを食べさせられた。もう◯ニーズには来ないほうがいいのかな?

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