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第52話 捷一号作戦

 皇紀2604年10月、米軍がフィリピン諸島レイテ島に本格上陸を開始し、これを迎え撃つため連合艦隊司令長官は捷一号作戦の発動を命じた。



第一遊撃部隊

指揮官:栗田健男中将

第四戦隊 重巡洋艦 『愛宕』、『高雄』、『摩耶』、『鳥海』

第一戦隊 戦艦 『大和』、『武蔵』、『長門』

第五戦隊 重巡洋艦 『妙高』、『羽黒』

第二水雷戦隊 軽巡洋艦 『能代』、駆逐艦『島風』

第二駆逐隊 駆逐艦 『早霜』、『秋霜』

第三十一駆逐隊 駆逐艦 『岸波』、『沖波』、『朝霜』、『長波』

第三十二駆逐隊 駆逐艦 『浜波』、『藤波』

第三戦隊 戦艦 『金剛』、『榛名』

第七戦隊 重巡洋艦 『鈴谷』、『熊野』、『利根』、『筑摩』

第十戦隊 軽巡洋艦 『矢矧』

第十七駆逐隊 駆逐艦 『浦風』、『磯風』、『雪風』、『浜風』

第三隊※臨時編成 駆逐艦『清霜』、『野分』


第三部隊

指揮官:西村祥治第二戦隊司令官

第二戦隊 戦艦 『山城』、『扶桑』

重巡洋艦 『最上』

第四駆逐隊 駆逐艦 『山雲』、『満潮』、『朝雲』、『時雨』


機動部隊本隊

指揮官:小沢治三郎中将

第三航空戦隊 航空母艦 『瑞鶴』、『瑞鳳』、『千歳』、『千代田』

第四航空戦隊 航空戦艦 『伊勢』、『日向』

巡洋艦戦隊 軽巡洋艦 『多摩』、『五十鈴』

第一駆逐連隊 軽巡洋艦 『大淀』

       駆逐艦 『槇』、『杉』、『桐』、『桑』

第六十一駆逐隊 駆逐艦 『初月』、『若月』、『秋月』

第四十一駆逐隊 駆逐艦 『霜月』


第二遊撃部隊

指揮官:志摩清英中将

第二十一戦隊 重巡洋艦 『那智』、『足柄』

第一水雷戦隊 軽巡洋艦 『阿武隈』

第七駆逐隊 駆逐艦 『曙』、『潮』

第十八駆逐隊 駆逐艦 『霞』、『不知火』

第二十一駆逐隊 駆逐艦 『初春』、『若葉』、『初霜』



 捷一号作戦の発動を受けて高天原の元帥府、水師営においても対応が協議された。


「いよいよ、敵はフィリピンまで来た。正規空母17隻、護衛空母18隻、戦艦12隻という陣容じゃ。これに対する我軍は正規空母1隻、軽空母3隻、戦艦9隻となかなか厳しい状況になっておる。そして、予想損失は空母4隻、戦艦3隻、すなわち、連合艦隊の事実上の壊滅と言って過言ではない。誰かこの戦いの督戦におもむき、連合艦隊の最後にふさわしい戦いをさせてやってくれんか」


 伏見宮はゆっくりといつになく慎重な口調で告げる。そのおかげで『連合艦隊の壊滅』という言葉の重さだけがあとに残り、誰も二の句を告げない空気になる。

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