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元帥府戦藻録

 ガダルカナル島を巡る戦いは、その後滔々とした消耗戦に移行せり。

 一木支隊を投入し敗れるや、川口支隊を投入し、それでも足らざるや、第2師団を投入す。

 海も陸と同じなり。重巡をもって足らざるや、戦艦『金剛』、『榛名』を投入し、それでも足らざるや、戦艦『比叡』、『霧島』を投入す。

 ガダルカナル島は、補給の能わざるなれば餓島と化し、一時三万の兵を飲み込む飢餓の島となれり。敵もまた同じく兵を消耗し、サボ島付近の海域を鉄底海峡アイアンボトムサウンドと称せり。


 皇紀2603年2月、時勢のおもむくところ我に利あらず、餓島はついに放棄せられり。

 敵はソロモン諸島をなぞるように進撃し、8月にベララベラ島、11月にブーゲンビル島、2604年2月にはグリーン諸島まで占領され事実上、ソロモン諸島の戦いは終了せり。


 以降、ギルバート諸島、マーシャル諸島は次々に失陥し、次はマリアナ諸島と噂されり。

 我が海軍は決戦の地をビアク乃至マリアナ諸島に求めて戦力を展開し、基地航空戦力1,000機、空母航空戦力500機を展開せらる予定なり。

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