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第13話 ワレ、空母『エンタープライズ』ヲ撃沈セリ

 果たして午前9時18分、遠藤大尉から「ワレ、空母『エンタープライズ』ヲ撃沈セリ」の報告が『赤城』にもたらされる。


「お目出度う」


 誰ともなく声が上がると艦橋内部の空気が緩んで、しばらく和気藹々としていたがその緩慢を良しとしない首席参謀の大石中佐が言う。


「まだここは敵の空襲圏内、お気を緩めるのはいささか早きに失しましょう」


 その言葉を受けて南雲中将は潜水参謀に「渋谷君、対潜警戒は遺漏無きか」と問うただけであとは無言であった。


 午前10時、索敵機として進発していた九七艦攻4機を収容した。


 午前11時30分までに、遠藤攻撃隊のうち、艦戦12機中11機、艦爆18機中14機、艦攻18機中13機の合計48機中38機が帰還し、10機の未帰還機を報告した。


 戦果は敵戦闘機F4Fワイルドキャット6機撃墜、敵空母『エンタープライズ』に250キロ爆弾7発命中(うち不確実1)、魚雷3発命中(うち不確実1)、敵重巡『ノーザンプトン』級に250キロ爆弾2発命中(うち不確実1)ともに撃破確実とされた。


 午前12時をもって南雲艦隊は北北西に進路を取り、日本本土への帰路に着いた。

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