表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/381

スローライフ計画は難しいのかも知れない

_________自室へと戻り、寛ぐことにする。


「良かった.....出ていたった時のままだ。」


椅子へと腰掛け、日記帳へと手を伸ばす。そして書き記すことにする。此れからの明確な計画プランを。


「スローライフ計画は必ず実現しないとな。」


鴉羽には悪いが、この容姿のせいで散々な目にあっている。出来る事ならば辺境で平穏に暮らしたい。その為のスローライフ計画だが、計画通りの過程に進んでいないのが痛い。


(スローライフ計画に必要なプロセスを俺は三つ、提示している。)


第一にアングルボザの呪いからの解放。ラグナロクの再来を引き起こし、三体の巨人を討ち滅ぼせば呪いは消え失せる。


(正直に言うと、冥界の女王の件は奇跡に等しい。)


冥界に突入した結果、冥界の女王単体で戦力をほぼ全滅させられた。冥界内というバフが掛かっているとはいえ、だ。


「鴉羽様々だよ、たく」


けれど、この顔形のお陰で首の皮一枚つながった。残る巨人は「世界蛇」、そして「大狼」。この二体を倒しさえすればアングルボサの呪いはかなり弱まる。だが今度こそ純粋な戦闘力が必要となってくる。シグルド兄さん、「勇者」は強いけれど完璧ではない。フロールフ先輩の「聖者」としての成長具合は不明。それに「覇王」、「聖女」は完全に覚醒していない。


(「賢者」は冥界に行っているし........「魔帝」は行方が分からないし課題は多い。)


第二はクリームヒルトを刺激し、悪役令嬢としての側面をブリュンヒルデにぶつけて貰うことだが..........正直に言うとこれは不可能かもしれない。あの二人、敬遠の仲ではあるのだが、最近では行動を共に取る事が多くなっているのだ。ネーデルラント侯爵家の為に何としてもクリームヒルトの公爵家としての力を失わせたいところではある。


「あのゴリラ女には是非ともシグルド兄さんから手を引いて貰いたい。」


第三にブリュンヒルデに逆ハーレムエンドを形成して貰う。自分の存在が付け入る隙がない程に攻略対象達に愛されてくれれば僥倖。けれど、シグルド兄さんだけは本当に止めて欲しい。


(クリームヒルトの愛はブリュンヒルデよりも深いけれど、ブリュンヒルデは執着心が常軌を逸脱している。)


早く何とかしないと...........間にあわなくなってもしらんぞーーっ!!(M字ハゲ風)


「おにぃ」こんこん


ジークリンデが扉をノックする。


「入っていいよ。」


扉が開くと、パジャマ姿になったジークリンデがそこにはいた。


「なんで一緒にお風呂入ってくれなかったの?」

「ジークリンデちゃんが可愛すぎるから?」

「えへへ.......じゃなくて明日から一緒に入って」


ベッドへと腰掛け駄々をこねるジークリンデに苦笑を見せる。


「んー、やっぱりおにぃの部屋は落ち着く。この部屋に一緒に住んでいい?」

「え、ジークリンデちゃん、えっちな事するからヤです。」

「リンデ、えっちな事しないよ!」


ぷくっと頬を膨らませるジークリンデちゃん可愛い。前世は姉萌えだったけれど......妹萌えの良さに気づかされたよ。


「おにぃが寝てる時に身体触ったり、キスしたり、ぎゅーってするだけだもん」

「それがえっちなことなんですよ、ジークリンデちゃん。」

「おにぃの意地悪」


あぁ、もぅ癒される.........


「_________ならお父さんが一緒に寝よう!」バン


父、ジークムンドが扉をバンと開き、部屋へと入ってくると開口一番にそう言って来た。ジークリンデは機嫌が悪くなったようでぷいっと顔を背けてしまう。


「お父さん、臭い.......あっち行って」

「そ、そんなぁ..........ジークリンデぇ!」


号泣するなよ..............

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ