団体戦終幕
「「スケッゴルドがやられた!!」」
団体戦序盤、スケッゴルドが突撃したところ返り討ちとなり戦闘不能となる。
「スケッゴルド.......」
アムレートは冷めた表情で白目を向くスケッゴルドを見下ろす。守る以前にあぁも勝手に行動を起こされては対応も出来ない。
「b組序列五位ランドグリーズ、司るは『盾使い』。先程の『斧使い』と同じ運命を辿りたくなければ降伏せよ!」
戦乙女の外装に緑色の美しい髪を靡かせ、大盾を掲げる。その背後には「b」組の生徒達が隊列を組み、こちらへと敵意を向けていた。
(スケッゴルドくんの豪腕の一撃を大盾で弾いた女戦士.........)
アムレートは手で顔をお覆い、表情を歪める。
「っふ、あは、あはははははっはははっはは!!!!」
アムレートの職業適性は『復讐者』。そして覚醒能力は敵対者の弱体化、そして弱体化させた分の力を味方へと上乗せさせるというものだ。これはアムレート個人に対しても有効であり、集団戦に置いての彼の有用性は計り知れない。最大捕捉数は500人。ただし弱点として相手側が明確にアムレートに対して敵対心を持っている必要がある。
「__________スケッゴルドの復讐を始めよう。」
と「c」組の有利に団体戦は進むものだとこの時点では思っていたが、予想以上にランドグリーズが強く「c」組の生徒達はアムレートを残し全滅してしまう。
(あれぇ........?)
7/8がやられた今、アムレートは単騎で「b」組の生徒達を倒さなければならなかった。
「降伏せよと勧告したはずだ。b組の被害は三名、そしてc組に残るは貴様だけだ。」
ランドグリーズの覚醒能力がアムレートと同じく凄まじく、どのような攻撃も防がれてしまう。
「当方の「パリィ」はどのような物理攻撃をも弾く。」
復讐者の覚醒能力で本来の半分の力しか出せない筈なのに、全ての攻撃をパリィされる。そして他の「b」組の生徒を狙おうともランドグリーズに邪魔をされ、パリィされる。
「...............降伏します」ボソッ
アムレートは項垂れていた。普段大人しい子が少しイキった結果、敗北してしまった。なんとも悲しい結末ではあるがスケッゴルドのあの様よりは大分頑張った方だろう。
「団体戦勝利者はぁああああ「b」組ぃいいい!!!!」
ベオウルフ先生の叫び声によりクラス対抗戦は幕を閉じた。
「残念だったわね。団体戦中盤までは良かったのだけどね。」
この戦いで「c」組は沢山の事を学んだ。実力差、経験、そして欠点の修繕。改善点がたくさんある。
「あぁ、でも学んだことは沢山あっただろう?」
だが嬉しい誤算はあった。「b」組が予想以上に強かったんだ。
「えぇ、そうね。スケッゴルドのバカが目を覚ましたら特訓よ!」
これからの計画に有効活用出来る。
(..........アングルボザの呪いに亀裂を入れ、一人目の巨人死国の女神を地上へと復活させよう。)
ラグナロクの再来を少しだけ、前通しにする。戦力は足りていることは確認出来た。七英雄に並ぶ戦士が少なくとも二人は「b」組に存在していたんだ。
(現存する戦力でラグナロクの再来の一人目を消そうじゃないか。)
第二歌章完ッ!!
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