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弓の鍛冶士と斧の鍛冶士

弓の巨人(ウル)、立ち上がりなさい。仕事の時間です。」


弓の鍛冶士ドライは己が司る弓の巨人兵を起動し、大弓を構えさせる。そして超高速で迫る暗黒騎士へと向けレーザー砲にも似た強大な一矢が解き放たれた。


(恐らく避けられますね。ならば避ける位置を演算し、私が全てのポイントに矢を射れば良いだけの話。)

「________慈悲はありません。死になさい、侵略者。」


ドライは目にも見えない速さで回避先を予測し五本の矢を射る。矢の射出速度は精巧で正確、何よりも追尾機能もついた最高峰の性能を誇る。一介の勇士では避ける事が不可能な絶死絶命の究極の二段攻撃。


「___________この程度の大矢、避けて当然ですわよッ!!!」


弓の巨人が放った究極の一撃を速度も緩めず、すれすれの位置で避けて前進する。だが、避けた先には五つもの矢が眼前へと迫っていた。


(流石は七人の小人の一人と言うわけですか.......ですがッ!!!)


手に持つ簡易魔剣で一矢を叩き切り、残りの矢は展開していた簡易魔剣で叩き落とす。


「そんな馬鹿なッ.........ありえません!!」


ドライは信じられないと言った様子で高台からアスラウグの姿を凝視していた。


「_____________ありえますわ。」


その声がドライの耳を突くと、二本の簡易魔剣が両側へと突き刺さっていた。


「っ......うぐ、ああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


ドライの両腕が切り飛ばされ、その場へと膝を着く。


「乙女の顔に傷をつけた代償は高くつきます。ですが、無益な殺生は止すようにと我らが王はご命じになられた。この五つの刃が貴方の身体を串刺しにするか、服従するか_______選択権を与えます。」


ドライは強烈な傷みを抑えつつ笑みを浮かべる。そして、キッとアスラウグを睨み付け告げる。


「敵の情けを受け、慰み者として生きるくらいなら私は死を選ぶ。ニザヴェリルに栄光あれ!!侵略者に正義の鉄槌をッ!!!!」


弓の巨人が大弓を構えると、ドライの存在などお構い無しに矢を引いた。


(________敵ながらに天晴れと評価致しましょう。)


ドライ共にアスラウグはレーザー砲撃に巻き込まれる。



「ロズブローク殿ッ!!!」



エイリークは声を張り上げる。漸く追い付いた矢先、戦いは終盤となり、敵は自身をも巻き込んで巨人兵の一撃を解き放ったのだ。


「おめぇさは自分の心配をした方がええだよ。」


四角からの斧の一撃。エイリークは上半身を下げる事で攻撃を回避する。そして即座にステップを踏み、その場から距離を取った。


「__________七人の小人の一人、フィーア殿とお見受けする。」


血斧を低空に構え、警戒を怠らない。何時でもカウンターを放てるようにルーン魔術の補助も展開していた。


「如何にも。おいらは斧の名工フィーアだ。そう言うおめぇさはのヴェストフォルの英雄エイリークだな。」


フィーアの背後にはゆっくりと立ち上がる斧の巨人(リサナウト)が存在した。エイリークは頬を吊り上げ、巨人兵へと血斧を翳す。


「血斧王の二つ名が伊達ではないと言う事を証明せねばな。」

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