表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
190/381

国の滅び

津波、地震や火山活動、山体崩壊に起因する海底・海岸地形の自然環境の急変により、海洋に生じる大規模な波の伝播現象。世界を這う蛇は動くだけで自然災害を引き起こす。


「ッ!!」


グローアは勝利の剣を呼び寄せ、剣の上へと乗る。そしてハーラルを掴み上げると上空へと避難した。ノルナゲストも燭台を発火させ、上空へと逃れる。


「放してくれ、グローア!!」

「お、おい、暴れるな!」


ハーラルは大海に呑まれるヴェストフォルの首都を目に暴れる。国民、そして実父がいる王城は津波に呑まれてしまった。


「ははははははっは!!!一国が滅びたぞ!!!」


大海を我が物顔で歩くヨルムンガンド。そして空中へと視線を向け、挑発をする。


「守るべきはものを失ったな、美髪王っ!どうする?怒るか?悲しむか?くくく、あはっははははは!!!!残る大国は四つ.......俺が他の大国を滅ぼす姿を見ていていいぞ。許そう。その情けない絶望とした表情を晒してくれた礼だ。喜んで受けとるがいい。」


ハーラルの表情は憤怒とし、グローアの手から逃れる。


「ッ、ハーラル!!!」


そしてヨルムンガンドへと向け落下をする。


「貴様は絶対に僕が殺すッ!!!」


ハーラルは剣を抜き、ルーン魔術による自己強化を何重にも掛ける。


(【筋力増加】、【速力強化】、【貫通特化】、【敏速向上】、【反射神経改】、【視力上昇】)


肉体には多大な負荷がかかり身体のあちこちから血が流れ出る。だが構わないと言わんばかりにルーン魔術を掛け続ける。


「_______________はあああああああああっっ!!!!!」


神速の一撃。ヨルムンガンドは対応するベく白鉤爪をハーラルへと向け振り上げる。だが、その鉤爪が届くよりも先にハーラルの剣がヨルムンガンドの心臓を穿った。


「がはっ!」

(心中覚悟か......覚悟は認めよう.............だが)


ヨルムンガンドは水面へと叩きつけられ、そのまま両者は水底へと沈んでいく。


「グローアっ!!何をボサッとしている!!いくゾッ!!」


ノルナゲストは燭台を発火させ、水中内へと潜る。ハーラルは命をとし、ヨルムンガンドを水底に封じるつもりなのだ。グローアは焦った様子でノルナゲストの後を追い、海中へと身を投じる。



「______________海中が俺の土俵で在ることを忘れたのか?」



頭に直接響く。イルカのように超音波を逆説的に利用し水中内にて声を届けているのだ。


(原初のルーン、十三番目の項目を使用する。)


グローアは十八と存在する主神オーディンが生み出したと言われる【原初のルーン魔術】を半数ほど使えるのである。そして、十三番目のルーン魔術は________


________________【守りの呪法】


水でその身体を清め、剣の刃が通らないようにすると言うものだ。


「オーディンの忌々しきルーン魔術か....厄介な力を持つ。だが、それが有効であるのはお前自身だけだろう。お前の友はこのままでは死んでしまうぞ?」


海中内へと突入した二人を待ち受けていたのは無限とも呼べる白蛇が牙を剥き、自分達を囲っている事実であった。そしてハーラルはヨルムンガンドに首を捕まれ、締め付けられていた。このままではヨルムンガンドに締殺されてしまう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ