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十席

「久しぶりね。助太刀に来たわよ。」


モルドが縮地を使い、ハティの攻撃から助けられた事を理解する。



「______________よぉ、おっさん。」



そして自分達を守るように斧使いの職業を司るスケッゴルドが立っていた。


「っ、逃げろスケッゴルド!!お前がどうこうできる相手ではない!!」


ヘズは怒声を上げる。だがスケッゴルドは動かない。自信に満ちた笑みを浮かべ、ハティに騎乗するヘブリングへと大斧を翳す。


「決着をつけようじゃねぇか。」


へヴリングはニィと頬を歪ませ、傘を異空間から取りだす。そして傘は形状を変え、処刑人の剣、またの名を【エグゼキューショナーズソード】の形へと姿を変えていく。


「よかろう。その佇まい、闘気、この少ない期間で随分と経験を詰んだようだ。ならば吾輩が貴様を評価しようじゃないか。吾輩の全力を受け止めてくれよ、大斧使い。」


ハティに命令を出し、スケッゴルドへと駆け出す。孵化寸前のハティは神話のハティに近い出力を出すに至る。故にへヴリング共にハティを此処で討たねばバルドル領地は確実に滅びる。


「_______________地割りッ!!!」


大斧を大地へと叩きつけると地面は盛り上がる。へヴリングがと騎乗するハティは上空へと跳躍し、モルドはヘズを掴み縮地で戦場から離脱する。


(どんなに速くて力があろうと空中では無意味____________)


スケッゴルはルーンで肉体強化を掛け、空中に飛んだハティの元へと跳躍する。



「はあああああああああああああああ!!!!!」



大斧使いの覚醒能力の一つ【渾身の一撃】にてハティをヘブリングごと一刀両断する。大斧による強力な一撃。使い手本人の筋力値を×100倍にする【力】の一撃。


「ぐぐ、ははは!!!いいぞ!!!」


肉体を真っ二つに裂かれたへヴリングは即座に空中内で超速再生し、処刑人の剣でスケッゴルドへと斬りかかる。


「っ!!!!」

(押されるッ!!!)


渾身の一撃を放った反動で筋肉が硬直し、動きが鈍くなる。だが、スケッゴルドは無理矢理と肉体に負荷を掛け、へヴリングの攻撃を大斧で防いだ。だが、へヴリングの力に押され、地上へと押し込まれる形で落下していた。


「_________本当にあんたは私がいないとダメよね。」


へヴリングの背後に縮地で転移し、へヴリングの背部を斬撃にて切り裂く。


「うっ、だがこれぞ戦いの本懐と言うもの!!」

「戦闘狂がっ!!」


斬り裂かれ一瞬怯んだへヴリングの隙を逃すスケッゴルドではない。即座に大斧でへヴリングをなぎ払うように地面へと叩きつける。


「がはっ!!」

「うぅ!!」


大斧により地面へと叩きつけられたへヴリングは血を吐き出す。そして無理な体勢から攻撃を放ったスケッゴルドもまた地面へと身体を打ち付ける。


「スケッゴルド!!」

「俺は....大丈夫だっての。早く怪我人達を退避させてくれ。これからの戦いは被害が大きくなる。あのおっさんの目を見りゃ分かる。全力を出してくるぜ、ありゃ。」


地面で仰向けに倒れ、空を見ながら嬉しそうに笑い声を上げるへヴリングを指差し、そう告げる。


「みんなを避難させたら戻ってくるから......死ぬんじゃないわよ。」

「は、俺を誰だと思ってんだ______________」


縮地を使い、その場から姿を消すモルド。スケッゴルドは大斧を地面から掴み上げ、立ち上がるへヴリングへと堂々と宣言する。


「__________十解(フィンブルの冬)、第十席のスケッゴルド様だぜッ!!!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 最後の十席目お前かよ!
2024/01/12 21:16 時速8万文字の鰯
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