十解
『ジークフリート•ネーデルラント』を頭とし、スローライフ計画は展開される。本人の意思に関係なく計画は進み、現在進行形で世界蛇の封印解除を方法を試みているのが「ジークフリート一派」なのである。
「僕達のことは『十解(フィンブルの冬)』と仮に呼称しますね。10名により構成される新世界の王の精鋭。七英雄などとという前時代の産物ではなく、世を導く真の英雄。」
話のスケールが大きくなっている事にジークフリートは冷や汗を見せる。ディートリヒは夢見る少年のように語る。
「第一解、王の右腕となる道化師ロキ•ウートガルザ。参謀にして宰相的位置に将来的には即位するでしょう。」
ジークフリートは口を開け、唖然とする。
「第二解、クリームヒルト•グンテル。王の妃となる皇后であると自称していますね。覇王の力だけでなく、策略に優れた武人でもあるために序列は第二解となってますね。」
要約するにロキのバックアップと言う事だ。
「第三解、スヴィプダグ•グローア。「s」級冒険者の称号を持ち、冒険王の職業を冠する英傑。今現在は学園に戻っている筈なんですけど、何してるんですかね。」
冒険王の能力は凄まじい。全ての職業適正を模倣出来、使用できるのだ。※ただし、覚醒能力は使用できない。
「第四解は僕こと、ディートリッヒ・フォン・ベルンです。王の剣となる男です。」
公式設定でもディートリヒはシグルド兄さんを越える可能性があると言及されている。テンプレで決闘した相手が実は原作最強になり得る存在ってのは燃えるものがある。
「第五解、アスラウグ•ロズブローク。暗黒騎士とレアな職業適正を持つ、ジークフリート師匠の先代婚約者です。ロズブローク先輩も師匠の正妻となる女であると自称しているので気をつけて下さいね。修羅場的な意味で。」
正直に言うと、彼女には頭が上がらない。責任を取れと言われれば彼女の手を取るくらいには罪悪感を強く感じている。
「第六解、エイル•ワルキューレ。鑑定士という覚醒不可能と言われた職業を覚醒させ、その強さを世界に示した女傑。彼女の力はこの先の戦いに置いて有用になると判断しました。」
兄さんの婚約者。だけど、兄さんと賭けをしているんだ。一度の敗北もなくシグルド兄さんを単騎で倒したならば、俺との婚約権を得ると言う約束。未だかつて、彼女は敗北をしたことがない。クリームヒルトを倒し、ロキを奇襲という形ではあるが一度、殺害している。
「第七解、カーラ•フンディングル。召喚士。覚醒能力にアングルボサの呪い、上位種を召喚して支配する力があります。崩壊間際の他国に召喚した「ニーズヘッグ」や「ハティ」、「ファフニール」のいずれかを送り込めば面白いことになると思いませんか?」
さらっと怖いことを言うディートリヒに戦々恐々する。
「第八解、冥界の番犬ガルム。先生ですね。」
はい、先生です。
「第九解、冥界の女王ヘル。ラグナロクの再来の一人ですが、彼女の存在はこの世界には必要不可欠。ロキは言ってました、彼女を殺せばデメリットのほうが多いと。あぁ、それと冥界組はあまり地上世界の事柄には干渉しないとも。ただジークフリート師匠が死んでしまった場合を除くらしいです。」
冥界で慎ましく冥界の女王様といちゃいちゃしてた方が楽なのではないのかと真剣に考えてしまう。
「第十解は..........まだ言えません。」
「言えないってどういうことだよ。」
「そのままの意味ですかね。交渉してるんですが、中々いい返事をくれないんです。本当に彼奴は頑固で......おほん、と言うことで以上の者達が未来の王に仕える精鋭達です、我が王。」
誰が我が王だ!
(.....................もうやだ。冒険者時代に戻りたい。)




