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生徒会の三人衆

「_________クリームヒルトの奴は死んだ。」


開口一番に口を開いたのは風紀委員長をしているカーラ。先日の保健室事件で、ブリュンヒルデがクリームヒルトごと保健室を吹き飛ばした事実を目撃している。


「聖女の奴は謹慎中だ。絶対に近付くんじゃねーぞ。彼奴は危険だ。」


カーラは生徒会のメンバー達に忠告する。


「そうだね、彼女には誰にも近付いて欲しくない。僕の心を射止めたあの愛くるしさ........はぁ、絶対に傷付けたら僕が許さないから。」

「それには私も同感しよう。弟を含め、クリームヒルト嬢を糾弾するのは構わない。寧ろ推奨してもいい。だけど、ブリュンヒルデにはあまり手を出して欲しくないな。」


フロールフ、そしてシグルドはブリュンヒルデのことになると人が変わると学園の生徒達は口々に言う。


「分かっております。「聖女」は会長や殿下のお気に入りですものね........ならば手綱は握っていてもらいたのですが。」

「ジークフリートにとられてもいいの?嫌でしょ?」


副会長エイルと書記ミストが煽る。二人の顔付きが険しくなる。


「その為に君達の行動に目を瞑っているんだ。クリームヒルト嬢という最大の障害はいなくなったのだろう。ならば早くジークフリートを手込めにしてくれると嬉しいよ。」


フロールフもウンウンとシグルドの言葉に頷く。


((とは言え、クリームヒルト(嬢)が死ぬとは到底思えないんだよなぁ....))


幼馴染みであるフロールフと弟の婚約者の姿を間近で見てきたシグルドは内心で同じ事を思う。



「__________副会長達の誰かがジークフリートくんの子を孕めば「聖女」も大人しくなるんじゃないですか。」



庶務のアムレートによる渾身の一撃に生徒会は静まる。そしてエイルはぽんっと手を叩き「それアリです」とアムレートの言葉に賛同する。


「いいねぇ!勝負と行こうじゃねぇーか!!」

「はい?僕が一番にジークフリートと子供を作るんだけど!」


カーラとミストは生徒会室内を飛び出す。そしてエイルも彼女達の後を追うように生徒会室を後にする。


「.......アムレートくん、ジークフリートには黙って置いてあげるよ。」


ジークフリートがこの事を知ればまず間違いなく一番にアムレートを消しに来るだろう。故にシグルドはアムレートを案じ、そう言葉にした。


「あ..........うぅ、そ、そうですね......ありがとうございます。」


自分の失言に気づいたアムレートは「やってしまった」といった表情で感謝の言葉を口にするのだった。

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