56話:理性からの寝取り【淫乱デカ乳ホルスタイン】
「……おい、ネトレよ! 一体いつまで我を待たせるつもりじゃ!」
黄泉の国。その支配者である冥王様の前で、俺はダイルナと結ばれなければならない。
しかし、いざその行為を始めるとなって……数十分が経っても、俺は未だにダイルナに挿入をせずにいた。
「そんなにチンタラとしていたら、年が明けてしまうぞ。新年明けましておめでとうとでも言われたいのか、お主は!」
焦れったそうに、冥王様は怒声を浴びせてくる。
しかし俺はそれでも、自らの手を休める事はない。
「そんなに焦らないでくださいよ、冥王様。俺の考えは、心を読めるアナタなら分かっているはずですよね?」
「そ、それは……そうじゃが」
「なら、邪魔しないでください。これからが、いいところなんですから」
そう釘を差して、俺は眼前のダイルナを見下ろす。
先程から、ずっと。ずっとずっとずっと。俺は彼女の全身を右手で撫で回している。
「はぁっ……はぁっ、はぁっ……!」
最初は息が荒く、俺が触れる度に体をよがらせていたダイルナ。
しかし、俺が敏感な場所に触れても、すぐにその手を離してしまうため……絶頂に到達する事はない。
脇をくすぐる。太ももを撫でる。ヘソしたを爪でひっかく。
大きな胸を揉みしだく。桜色の乳首をつまみ上げる。
中指で、濡れそぼった秘所の入り口だけをこすり続ける。
「ぇうっ……おっ、おっ……んぉ……ほ、ほぉ……!」
ダイルナは俺が触れる度に、もっとイジって欲しそうに体を動かす。
しかしその度に俺は手を離し、彼女に与える快感を最低限に押し止める。
「なん、でぇ……? もっと、してぇ……」
「……」
「やぁっ……! あたま、おかしく……なるぅ……! 全身が、ムズムズしてぇ……あぁんっ! 性感帯にぃ、なったみたい……!」
「まだ言葉が喋れるんですね。なら、続けますよ」
「……え? いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」
もうそろそろ終わりだと、勝手に思い込んでいたダイルナは絶叫する。
この半イキ地獄は終わらない。
その現実から目をそらすように、彼女は裸のまま、四つん這いで逃げようとするが……
「冥王様」
「う、うむ。分かっておる」
パチンと、冥王様が指を鳴らす。
するとそれと同時に、俺とダイルナのいる場所にフカフカのベッドが出現した。
「きゃっ!?」
そしてそのベッドの四隅から枷付きの鎖が伸びてきて、ダイルナを仰向けの体勢で縛り付ける。
これにより、ダイルナは両手両足を広げた状態でベッドに縛り付けられた。
「やぁ……っ!」
「さっき、冥王様も言っていたでしょう? アナタは表向き、理性の仮面で取り繕うおうとしている。まずは、それを完全に破壊してみせます」
「な、何を……!?」
「おかしくなっちゃってくださいよ、ダイルナ。イキたくてイキたくて、俺に抱かれる事だけを考える本性を……表の顔にするんです」
「無理よ! そんなの……! 今だってぇ、私は本当に……んひぃぃぃぃぃぃぃっ!」
俺が指先で、ピンッと乳首を弾いただけで、ダイルナはピィーンと背中を伸ばす。
おっと、危ない。力加減を間違えると、イカせかねないからな。
「なん、でぇ……!? 私ぃ、今まで一度も、イった事なんか……無いのよぉ? それなのに、こんなぁ……!」
「それは、今までの相手がヘボだったからでしょう? でも、俺は違う」
アイに童貞を捧げてから、ガティ、シアン、ヘダと、修行を重ねてきた俺の性技は、そんじょそこらの男なんかには負けはしない。
「安心してください。アナタをイカせる事なんか、楽勝です」
「あ、ぁ……ぁぁぁぁ……!」
「だから、ね? まずは……狂ってください。頭の中、全部チ○ポの事しか考えていない淫乱の分際で、知性ぶってるんじゃねぇよ」
「んぎっ!?」
俺が今まで見た中で、間違いなくナンバーワンのデカ乳。
まずはコイツから、躾けてやるとしよう。
「ぬ、ぬぅ……? これは、なんとも」
挿入を見たがっている冥王様には悪いが、コレが俺のやり方なんでね。
悪いが、もう少しだけ辛抱してもらうとしよう。
「……ふぅ、そろそろかな」
そして、身動きの封じられたダイルナを愛撫し続けて、二時間ほどは経っただろうか。
もうそろそろ頃合いかと思い、俺はダイルナの名前を呼ぶ。
「ダイルナ、生きてますか?」
「おっ、おっ……イグッ……! おんっ、おぉぉぉんっ……!」
2つの瞳はグルンと上を向き、だらしなく開いた口から唾液を流す長い舌が垂れて……ヒクヒクと痙攣している。
巨大な胸の先端は、もはや小指サイズほどにビンビンと屹立しており、大きく開脚されて丸見えになっているアソコは……クバクバと収縮を繰り返し、入るべきモノがブチこまれるのを媚びていた。
「おーい? 聞いてますかー?」
「ひん、ほ……ほひぃ……ひんほっ! ひんほっ! ひんほひんほひんほっ!」
俺の声に気づいた瞬間、ダイルナはガバッと俺に向かって飛びかかってこようとする。
しかし鎖のせいでそれは叶わず、寸前のところで体の動きは止まってしまった。
「あああああああああっ! あんっ! あぁんっ! ぁぁぁぁぁぁっ!」
それはもはや、俺に優しい微笑みを見せていたダイルナではなかった。
貪欲に快楽を求め、欲望に染まりきった醜悪なメスの姿がそこにはある。
「素敵な姿ですよ、ダイルナ。でも、どうしようかなぁ……俺はアナタに、メス豚になってもらいたいし」
「ぶひぃんっ! ぶひぶひぃっ! ぶひぃぃぃぃぃっ!」
「いや、やっぱりメス猫かなぁ」
「にゃーんっ! にゃんにゃんにゃぁぁぁぁぁんっ!」
俺が言い換える度に、鳴き声を変えてアピールしてくるダイルナ。
もはやそこに知性など欠片も存在しない。
ただ、チ○ポを求めて野生に身を落とした、本能だけの性欲モンスターがそこにいた。
「……メス牛だ」
「!?」
「うん。しっくり来るのは、メス牛だよ」
俺がそう呟くと、ダイルナは四つん這いになり、フリフリと俺の前でお尻を振りだす。
「もぉーっ♪ もぉんっ、もぉーもぉーもぉーっ♪」
可愛らしい鳴き声で、オス牛を誘惑するメス牛のように。
俺はそんな彼女のケツをがっしりと掴むと、もはやドロドロのぐちゃぐちゃになっている場所に……ガチガチになったアレを押し当てた。
「ぶもっ!?」
「じゃあ、行きますよ」
そして、俺はそれを一気に根本まで差し込む。
ダイルナの体など一切気遣わない、ただ独りよがりの挿入。
しかし、そんな荒々しい行為でも――長時間焦らされ続け、絶頂を求め続けていたダイルナには効果覿面だったのだろう。
「ぶもぉぉぉぉぉぉぉぉんっ! おっ! おぉぉぉんっ! ほぉぉぉぉぉぉぉぉっ! イグッ!? イグイグイグッ! イギュゥゥゥゥゥゥゥッ!」
ブシャァァァァァァッと、凄まじい勢いで吹き出される潮。
それと同時に、ダイルナは激しく痙攣し、上半身が跳ねる、ベッドと爆乳の弾力でまた跳ねる、跳ねる、跳ねる。
海岸に打ち上げられた魚のように、びたんびたんと跳ね続ける。
「おっ……んぉ……」
「イキましたか? でもね、ダイルナ」
「あ、ぇ? あぁ……ああああああああっ!」
「俺はまだイってないんですよ……ねっ!」
パァンッと、もう一度力強く腰を打ち付ける。
今度は反応が無い。
ただ、プツンッと……ダイルナの脳内でスパークした絶頂が、彼女の意識を刈り取って行ったのだろう。
「……」
力無く倒れるダイルナ。これで終わりかと思いきや、そうではない。
「ん?」
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
気を失ってなお、彼女の下半身はさらなる快楽を得ようと……前後の運動を繰り返し、俺のチ○ポをぎゅっと締め付けてくる。
「くくっ……あはははははっ! 最高ですよ、ダイルナ! そう、それが見たかった!」
理性ではない。本能のみでの性行為。
それこそが、彼女には相応しい。
「いいですよ。ご褒美です。アナタが満足するまで、何度だって付き合ってあげますよ」
「…………」
そうして俺は、気絶したままのダイルナと行為を繰り返す。
何度も何度も、相手の事などまるで気遣わない、ただ孕ませるためだけのセックス。
冥王様のリクエストに違わぬ、立派な子作りだと言えるだろう。
「んっ……ダメじゃ。心を読めば読むほど、ダイルナの意識が……快感が、我にも伝わって……頭の中が、ぁぁぁぁっ……狂って、しまいそうじゃぁ」
俺の背後で、行為を見守る冥王様が何をシているかは分からない。
だが、時折聞こえてくる必死に堪えるような甘い吐息と……喘ぎ声からして、満足してもらった事は間違いなさそうだ。
『ステータスが更新されました』
<<ネトレ・チャラオ>>
【年齢】18歳
【ジョブ】ニセ勇者
【性技レベル】A
【股間サイズ】18~23cm
【経験人数】5人(スライム1体含む)
【経験回数】110回
【戦闘レベル】27
【能力】寝取り(抱いた相手を自分の虜にする事が出来る)※未確定
<<ダイルナ・フラミスト>>
【年齢】29歳
【職業】ギルド『フロンティア』所属 ギルドマスター
【性技レベル】E
【スリーサイズ】B110 W68 H96
【経験人数】100人
【経験回数】110回
【戦闘レベル】55
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