40話:卑しいメス犬に調教を
「困った事になりましたね」
ヒイロとの戦いから離脱し、フロンティア本部へと戻ってきた俺達。
俺に掛けられた呪いも解けて、問題は全て解決した……と思われたのだが。
「……ダイルナ。まだ落ち着かないのか?」
「はい。今、ギルドメンバー数名で宥めているのですが」
憔悴しきった顔で、口をへの字に曲げるシアン。
それも無理の無い話だ。なぜなら、さっきから彼女の背後にある扉の奥から……
「はーなーしーてー! 私はもう死ぬしかないのぉっ! 死んだ方がいいのよぉ!」
「やめてくださいダイルナさん!」
「お酒でも飲んで、落ち着きましょう! ね?」
「やぁーだぁー! 誰か私を殺してぇー!」
駄々っ子のように泣き叫ぶダイルナの声が、こちらの部屋まで聞こえてくる。
なぜ、こんな事態に陥っているのかというと……
「まさか、ダイルナが本気で恋したという男が……ネトレだったとはな」
「自分の惚れた相手を呪い殺そうとするとか、おバカちゃんだよねー」
「うぐっ……! その話は少々、私にも刺さる内容です」
ガティやアイが言うように、ダイルナの好きな相手が、なんと俺だったようで。
子供の姿から元に戻った俺を見て、自分のやらかした事の重大さを再認識したダイルナは……すっかり自暴自棄になってしまったのである。
「ネトレも隅に置けないね。いつの間にか、ダイルナを攻略してるんだもん」
「いや、俺も相手がダイルナだと思って助けたわけじゃないし……そもそも、あんなやり取りで惚れられるなんて思わないだろ」
「いずれにせよ、ダイルナの精神ダメージは深刻だ。落ち着いて話が出来るようになるまでは、ゆっくりと休息を取るとしよう」
「はいはいはーい! それなら、今回の働きぶりに応じて、ご褒美のポイントが欲しいでーす!」
「ポイント、ですか?」
ポイントを催促するアイと、そもそもシステムを理解していない様子のヘダ。
そんな彼女に、シアンが丁寧に解説をしてくれる。
「ネトレさんの役に立てば、その功績に応じてポイントが貰えます。そのポイントを使えば、ネトレさんとエッチが出来ます」
「んなっ!? そのような、破廉恥な事が……!」
「ふーん? だったら、ヘダはポイント要らないの? 私が貰ってあげようか?」
「い、要らないとは言っていませんっ!」
「じゃあ、ネトレとエッチしたいのか?」
「それは……! その……!」
もにょもにょと口籠りながら、ヘダはチラチラとこちらを見てくる。
そういや、彼女をこちらに引き込んだのはシアンで……俺はまだ、あの日依頼まともにヘダと会話をしていない。
ここらで少し、話し合うのも悪くないか。
「あー……すまないが、ちょっとヘダと二人きりで話をしてきてもいいか?」
「「「ええー!?」」」
俺の言葉を聞いて、露骨に不満そうな顔をするアイ、ガティ、シアン。
「今夜は私とイチャラブえっちする約束では?」
「ブブー! それはただの合言葉なのでノーカンでーす!」
「そうだそうだ! ポイント無しは無効だぞ!」
「チッ……!」
「というか最近、先生ばっかり目立ちすぎ! 卑怯だよー!」
「そうそうだ! 抜け駆けは無効だぞ!」
「うるさいですね。こういうのはヤったもん勝ちですよ!」
「それを言ったら戦争だぞー!」
「そうだそうだ! 無法地帯は戦争だぞ!」
「あのー……」
「放っておいていいぞ。いつものじゃれ合いだから」
わちゃわちゃと取っ組み合う3人を置いて、俺はヘダを連れて部屋を出る。
そして、俺にあてがわれているギルドの客間へと移動した。
「し、失礼しましゅ……!」
「そんなにかしこまらなくていいから、楽にしてくれ」
緊張しているのか、呂律の回っていない様子のヘダ。
俺はベッドに端に腰掛けると、その隣をポンポンと叩いて……ヘダにも座るように促した。
「はい……では」
ちょこんっと、借りてきた猫のような仕草でオレの隣に腰を下ろすヘダ。
なんだか、こんなやり取りも懐かしいな。
「こうしていると思い出すよ。最初にお前と出会った時も、すげぇ緊張してたよな?」
「お、覚えているんですか?」
「たしか『教会からの代表で来ました、お願いしましゅっ!』って挨拶だった」
「覚えていません、そんな事……!」
少しからかい過ぎたせいか、ヘダは頬を膨らませて顔を背ける。
だが、すぐにもう一度こちらへと顔を向けて……伏し目がちに、こう切り出してきた。
「ネトレ様。私は……貴方様に対して、どのようにお詫びすればよいのか。未だに分からずにいるのです」
「詫びるって……」
「……全て、お話し致します。その上で、私の処遇をお決めください」
そしてヘダはポツリポツリと話し始める。
初めて会った頃から、俺に対して淡い恋心を抱いていた事。
しかし僧侶の立場として、その気持ちを胸の奥底に封じ込めていた事。
ガティやモルナ姫に対して、醜い嫉妬心を募らせていた事。
自らの使命を優先し、俺を見捨ててヒイロに付いていった事。
「私は……ひっく、聖職者などでは、ぐすっ……ありません。ただの醜い……うぅっ、愚かな女なんです……」
それら全てを話し終えた時、彼女の頬には涙の雫が伝い落ちていた。
俺はそんな彼女の姿を見つめながら、どう答えるべきか迷っている。
口で許すというのは簡単だ。しかしそれでは、本当の意味で彼女は救われない。
自分の中にある罪の意識、後悔の念を取り去るには……俺からの罰を受けて、贖罪を果たしたという実感が必要なのだ。
「……ごめんなさい。今さら、何を言っても……ずびぃっ、許されるとは……ひっく、うぅっ……思いませんが……うぅっ……ごべんなざぁい……ねどれざまぁ……」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、俺への懺悔を口にするヘダ。
俺はそんな彼女の頬に、そっと右手を添えて……涙を拭ってから。
「……おらっ!」
「へぶっ!?」
パァンッと思いっきり、ヘダの左頬を叩いてやる。
「えっ……え? え?」
一瞬、何が怒ったのか分からないといった様子のヘダであったが……すぐに、自分の頬の痛みを認識したのだろう。
今の一撃で引っ込んでいた涙が、再び両の瞳から溢れ始める。
「う、うぇぇっ……ぶ、ぶたれ……わぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
わんわんと、大口を開きながら大号泣するヘダ。
怒られると分かっていても、実際にビンタをされて……堪えきれなかったのだろう。
「痛いか?」
「ふぐぅっ、ぐずっ……ひゃ、ひゃひっ……痛かった、ですぅ……」
「そうか。じゃあ……」
俺はもう一度、ヘアの左の頬に右手を添える。
ビンタを恐れて、ぎゅっと両目を瞑るヘダだが……もうそんな必要は無い。
俺は彼女の頬を押さえたまま、自分の顔を近付けると――そのまま、ヘダの唇を奪う。
「んっ……」
「……ふぇ?」
目蓋を開き、俺と目線を合わせるヘダ。
「今の……キス……むぐっ!?」
何か言いかけたヘダの唇を、再びキスで黙らせる。
今度は唇を重ねるだけの、お子ちゃまなキスではない。
無理やり彼女の口をこじ開け、口内を舌で蹂躙する……暴力的なキスだ。
「む、むぅっ……!? んちゅっ……あっ、んぅっ、ぁんっ……ネトレ、さまぁ……れろつ……じゅずるっ、ずずっ……」
最初はガチガチで動かなかったヘダも、徐々に動き始め。
今では自ら舌を動かし、貪欲に俺の舌へと絡みつき……口をすぼめながら、必死に俺の舌から唾液を吸い取っていく。
「ぷはっ……」
「あんっ……だめぇ……ネトレさま、やめないでぇ……もっと、ちゅーしたいぃ……ネトレさまのあまぁいよだれ、いっぱいごっくんしたいですぅ……」
もはやそこに、自分の罪に苦悩する泣き虫聖職者の姿は無かった。
頭の先からつま先まで発情し、目の前のオスに媚びる事しか脳に無いメス。
本能に忠実な、欲望に突き動かされる卑しい女が……みっともない顔で、舌を限界まで突き出しながら……早く続きをくださいとねだっている。
「いくらなんでも、反省が甘すぎるんじゃ……ないのか!?」
「きゃうぅんっ!?」
俺はキスの催促には応じず、ヘダのふっくらとした胸を……荒々しく揉みしだく。
すると彼女は、まるで盛りの付いたメス犬としか思えないような悲鳴を上げる。
「どういうつもりだ? おい? さっきまでの、反省した態度は嘘か?」
「んっ……ちがっ……そんなぁ、わけ……ひぃやぁぁんっ!?」
手加減など一切せず、柔らかなヘダの胸へと指を突き立てる。
おそらくはかなりの痛みがヘダを襲った筈だが、彼女の顔に浮かんでいるのは苦痛ではなく、快感に酔いしれる喜色満面の笑顔だった。
「本当は反省なんてしてないんだろ? そういうフリして、早く俺に許して貰って。チ○ポを突っ込んでもらうのを期待していたんじゃないのか?」
「くぅん……♪ はぅ……んぁ……あぅん……♪」
もはや俺の声が聞こえていないのか、ヘダは自ら修道服を脱ぎはじめ……下着だけの姿となる。
そしてそのまま床へと四つん這いになると、俺の方へとお尻を向けて――フリフリと、腰を振り始めた。
「なんのつもりだ? 入れて欲しいのか?」
「……くぅん」
物欲しそうに、俺の顔を見ながら……それでも腰振りをやめないヘダ。
ここで俺が彼女にチ○ポをぶち込むのは簡単だが、そういうわけにもいかない。
一度俺を裏切った彼女には、二度とそんな気が起きないよう……しっかりと、躾をする必要があるのだ。
「メス犬の分際で、ご主人様に奉仕をねだりやがって」
俺はまず、プリっとしているヘダのお尻を丹念に撫で回す。
そうしただけで、下着の上からでも分かるほど……ヘダのアソコはグチョグチョに濡れて、愛液を滴り落としている。
「きゃいんっ……わんっ、わんわんっ!」
「メス犬呼ばわりされて喜んでるのかよ。すっかりその気みたいだが……」
俺はグイッと、ヘダのパンツを横にずらす。
パクパクとヒクつき、チ○ポの挿入を今か今かと待ち侘びているアソコがあらわとなり……ムワッとしたメスの匂いが辺りに広がる。
しかし俺は、そんな彼女の秘所には目もくれずに……
「聖職者が、処女を失うわけにはいかねぇだろ?」
「わう……? がっ……!? きゃいぃぃぃぃぃぃんっ!?」
右手の人差し指を一気に根本まで、彼女のア○ルへとねじ込んだのだった。




