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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
階段を上り、色々な部屋やら経由しボスの部屋に向かう、面白い作りだな、ボスの部屋まで簡単に行けない作りになっているのか、途中の部屋には暗殺者も居た、中に入った瞬間攻撃されるのだろう、こいつの動きを見ていると、入る場所によってノックをしたり、ノックの回数も違ったり、隠しチャイムの様な物まである、全部覚えるのも大変だが、これは違うな、こいつが外まで出てくるのに時間はかからなかった、俺が来てすぐに外に出てきた事を考えれば、ダミーの通路なんだろう。
「なぁわざと遠回りしてるのか?俺はあまり気が長い方じゃない、試したりしてるのなら止めた方が良いぞ、その気になればこの建物と言うかスラムすら一瞬で消す事なできる、お前らは裏で暗躍していたから慎重になるのも分かるが、1つ間違いがあるとすれば、俺は自分が試されるのは好きでは無い、そうだな」
ここに一瞬でボスとやらを転移させる。
「俺はこんな事もできる、と言うか騎士達から聞いていたのではないのか?」
「・・・・はい」
「で、そのボスとやらは状況は理解しているか」
「へっ?」
「今お前らは、俺と敵対するか協力するかの帰路に立っている、このように連れてきたり、ボスの部屋も行こうと思えば行けた、最低限の礼儀として正面から入って来たんだよ、領主自らな、だが」
そう言い建物を全て消す、中に居た人間は何が起こったか分からない、ベッドで寝ていた者も居たが今回は殺意の類はなかったので優しくその場に下ろした。
「こういうのがお望みなら、力を見せても良いぞ、リキ本当のボスとしてどうするのだ?」
「ハハッ全てお見通しですか、生き残った騎士から聞いた話や広場の惨状も見ましたがやはり規格外ですね、だが私達にもプライドがある、勝てないと分かっていても挑まないといけない事がある」
「そうか、まぁそう言うのは嫌いではないな」
「では聞きましょう、今回ここに来た目的は?」
「ちょっと待て」
俺は拠点を全て元に戻し、ボスの部屋にリキとその部屋に戻る。
「いやぁやはり改めて規格外ですね、言ったもののどうやっても勝てそうにない、それでご要件は?ここを出ていけとかですかね?」
「いや、それだと他領に迷惑をかける、今回の改築で孤児とかは居なくなる、お前らはそう言うのを気にする必要も無くなる、そこでだ、お前らを俺は雇いたい、諜報部隊としてな、もちろん暗殺とかもしてもらう事もあるだろう、この領都に不穏分子が紛れた時の割り出しとかだな、どうだ?」
「なるほど・・・・」
「もちろん給料や必要経費も計上してもらうから飢える事は無い、給料も騎士と変わらない金額だな、犯罪をする必要も無くなるだろう、まぁ中には働きたくないと言う者も居るだろう、そいつらは改築まではほっとくが改築後も変わらず居るならば排除する方向だ、ああ排除は物理的にだな、領都を出るなら止めはしない、そこまで多いと思ってないからな」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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