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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
さて、30日随分先になったなので、まず自領の現在の状況を探るか。
色々調べて行くとやはりスラムは存在し犯罪組織らしき物もある。
「(さてどうするか?)」
(パッと潰せば良いんじゃないの?)
「(いや、こういうのは必要悪的な物もあるんだよ)」
(必要悪?)
「(そう、例えば孤児達の統制を取ったり、それこそ食べられない子供も居るだろ、そんな奴らがお世話になってたりな、まぁそれが将来またその組織に入ったりするから対等とは言わないが、そんな関係だったりするんだがな)」
(孤児院とか教会では面倒見きれないのね)
「(ああ、ここの領主がどうしてたかは知らないが、数には限りがあるからな、教会だって1つの領地に何個もある訳ではない、ここは聖王国の教会といくつか他宗教もあるみたいだがな)」
(それでどうするの?)
「(そうだなぁ、まず犯罪組織の代表に会いに行くか)」
スラムに入っていき1番大きな組織の拠点に行ってみる、一応門番らしき者が居る拠点に入る。
「リーダーは居るか?」
「ん?お前はなんだ?」
「俺はレイ、ここの領主だな、それで居るのか?」
「領主?お前みたいな子供が領主だと」
「おい、止めろ」
扉から出てきた者が止めに入る。
「すいません、まさか領主自らこんな所に来るとは思いませんで、ここいらに居る奴らは領主など見た事もありませんから、申し訳ありませんね、中にどうぞ」
門番の横を抜け扉をくぐると色々なところから見られてる視線があるのが分かる。
「すいませんね、敬語やらは慣れてなくて、私はリキ、まぁ取りまとめみたいな事をやらしてもらってます」
「いや、気にするな、俺も敬語など話せないからな」
「そう言ってもらえると助かります、それで今日はどのようなご要件で?」
「ああ、これからこの街は改築をする、聞いているか?」
「はい、噂程度ですが、私達にもギルドにはそれなりにツテはありますので」
「そうか、それでスラムは無くす方向で進めるつもりだ、その時お前らがどうするか聞きに来たんだよ」
「・・・・・私の判断では回答出来ませんので、とりあえずボスに会って頂けますか?これは私の独り言と思って聞いてもらえれば、私達は騎士にもツテがありました、なので貴方と敵対する事はありません、どうにか穏便に済ませて頂けるとありがたいですが、ダメならこの街を出るしかありません、ボスも面子があるのでもしかしたら敵対ではなくても立ち退かないとする事があるかもしれません、その時はどうするおつもりですか?」
「まぁ排除するのは簡単だが、俺は必要悪だと思っている、そうだな、ボス次第だが俺に協力するなら考えはあるな」
「・・・・・そうですか、少し安心しました」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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