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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
確かに自領ならば兵や門番ぐらいは置かないと税金なんて払うわけない、何もしてないのに税金だけ払えとかないな、そんな事を精霊と話しながらギルドで話を進めて行く。
「レイ様、こんな規模の改良をなさるのですか?」
「ああ、今の広さから考えたら10万人なんて少ない、100万、1000万人住んでも快適に住める領地を作る、これはその土台だな、これは集合住宅と言ってな、1つの棟に数百軒の家族が住める、勿論1人者でも住める作りもある、住宅の下に商店を置いたり、この住宅の近辺に商業施設を作るんだよ」
「私達ギルドでも侯爵様から頂いた模型?ですか?を参考に会議を重ねた結果、乗らない手はないと判断しております、普通に考えたら数十年単位の計画になるのですが、侯爵様はこの模型のように一瞬で作れるとの事ですので、この国の城壁を考えても、それが可能なのは分かっておりますから」
「確かにそうですね」
「俺がするのは大まかな作りだけだ、でないと大工やらの仕事がなくなってしまうからな、ああ、だが住む場所は一瞬で作る、それでないと困ってしまうだろ?」
「そうですね」
「それとこれを機会に住民登録もするぞ、今何人住んでてとか、孤児とかは全て孤児院に入れ、学校にも通わせる」
そんな話を詰めていき、いつやるか決めて行く、すると30日後にする事になった、随分先になったと思ったが、これから住民に御触れ出したり、商店の場所決めとか決めるのにこれでも早い方だということになった。
「(まぁ早いか?)」
(さぁ?その感覚は私達には分からないわよ)
「(後はやはり王城より高く出来ない事だよな、高層マンションを作るつもりだったんだがな、俺らの世界の7階ぐらいか?独り者用と家族用で作るか)」
30日先か、その前にまずあれを何とかするか。
向かった先は広場、ラーニは未だに生き残った騎士達に拷問を受けている。
嫁と副団長達、それと家族やらは感電させたり、頭を水球で囲ったりし拷問を受けている?しているか。
ラーニ以外の拷問を止める、皆やつれ、声も出せず横になっている、拷問中も死なないように栄養とかは与えてたからな、水は飲みたくなくても飲んでるだろうし。
「さて存分に苦しんだだろう、楽にしてやる」
ラーニ以外の首を跳ねる、そういえばこうして、首を跳ねても何の嫌悪感も無いのも人間のそれとは違うからなのか、それともこの世界だからなのか?不思議な間隔だな。
「さてラーニはどうするか、ここら辺も改築するからな、ただこいつは楽には殺さない」
広場の下に地下室を作り磔にし拷問する事にした、騎士達は言ってた通りに、各地に散ってこの事を触れ回ってもらう、監視もつけるから逃げたりは出来ない事は伝えてある、家族や恋人達と一緒に行っても良いとは言ってあるが、果たしてどれくらい奴らが一緒に行けるのか?この世界には旅行の概念は無い、商人の馬車とかに護衛も兼ねて乗ったりすれば行けるが、家族と一緒なら金もかかる、振られたり別れたりするんだろうなと思うがそれは知った事ではないなと思い、騎士達行動するように言って後にする。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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