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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
それから暫くしてこの領都の犯罪件数が著しく下がった、いや当初犯罪件数は他の領地と変わらなかったのだが、検挙率が上がったせいか、犯罪組織がめちゃくちゃ少なくなり、犯罪が少なくなったと言う事だ、それもこれも通信機が出来た事により、逃げてもどっちに行ったとか連絡を取り合ったり、犯罪の現場を写真に取り、音声も残っていたりする、主だった犯罪組織は他の領地に移動したりし、今この領都で起こる犯罪は軽微な物ばかりになっている。
「(まぁ俺が最初から犯罪組織とか全員探しても良いんだけど、そしたら騎士達の存在意義が無くなるからな)」
それとそのせいで色々と間違えてる事もわかった、騎士は本来警備的な事はしないらしいのだ、守衛や警邏は別に作る必要があり、いやあったのだがそこまで考えてなかったので警邏も再編成したのだ、騎士は戦争とかの防衛や領都外の街道警備が主で街の中は警邏がする、まぁ騎士は自衛隊みたいの物で警邏は警察って感覚だったようだ。
(それに、出ていった犯罪組織は後から潰してるんでしょ、面倒ね)
「(まぁ、それは仕方がない、他の領地に逃げるってことは、俺の領地のせいで迷惑かける事になる、流石にほっとけないだろう)」
(そうなのね)
「(それに良い実験にもなった、見えない距離でも上空から精密射撃や呪いの類もかけられる、お前たちに聞いてはいたが、実証してなかったからな)」
(まぁ意識を向ければこの世界の何処でも見れるし、行けるからね)
そして自重はしないと言う事で俺は遠隔監視装置も作ってしまった、騎士団の一室を監視室にし、領内、領外の至る所を見れる衛星監視装置、上空からだけと思われるが、そこは魔法で何とでも、透明の水球ドローンの様な物を作り衛星装置から屈折で水平方向も見れるようにした。
「こんな物あったら何処でも見れるではないですか」
そう言う騎士団の監視担当。
「まぁ王城の中や貴族の屋敷は俺の許可無しでは見れない、それと家の中もだな、女性の着替えとかも見れるからな、まぁ屋外で始める奴も居るだろう、それはご褒美と思って許す」
「はぁ、宜しいのですか?」
「まぁ宜しい宜しくないで言ったら倫理的には宜しくないのだが、何でも規制しても仕方がないだろう、それにもしかしたら無理やりの可能性もあるだろ?その時は駆けつけて助ける事もできる」
「確かにそうですね」
「まぁそんな事ばかり見るとなればそれは問題だし、ここには女性の騎士も入る、そればかり見てたら軽蔑されるぞ」
「そうですね、しっかり犯罪抑止目的で使うように周知致します」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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