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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
後は客室を何室か作り、食堂とキッチンも作った。
3階は風呂、客室にももちろん風呂は付けたがこちらは大浴場って感じだ、露天風呂は難しいので大きなガラス張りの風呂も作った、庭に人が居たら見られるけどそこは気にしない、女子風呂の方は隠せるようにした、それにこの世界の風呂は風呂着みたいの着て入るからな、多少見られても平気だろうと思い作った、風呂だけでフロアは埋まらないのでプールを作ったり、風呂の横にも食堂を作り、出てすぐに休めるようしたり、ジム的な物も作った。
「(やっぱり屋敷大きすぎるだろ?)」
(まぁ仕方がないんじゃないの?権力の象徴的な意味もあるし、市民からしたら城って認識だからね、貴方の事も侯爵様と言うより、一般市民は閣下って読んでるからね)
「(なんかむず痒いな)」
(貴方はこの領地のトップ、もし貴方が独立すると言えば貴方が王となるのよ、嫌なら市民は出奔するしかない、だけど他領に行くのだって簡単ではない、まず旅行と言う概念がない、冒険者や商人以外はほぼ領地で一生過ごす、他領に行って新たに住む場所とか作ったりするのも簡単ではない、一生宿で暮らせるなら別だけど、冒険者はだから宿暮しなのよ、色々な領地に行くからね、その場所に懇意の宿を作り渡り歩く)
「(やはりそれが楽しそうだよな)」
(いやいやそれは貴方の感覚だから、普通の冒険者は高ランクにならないとちゃんとした宿にも泊まれない、場合によっては依頼の場所近くで野営よ、いや貴方の場合野営も楽に過ごせるけど、風呂も入れない、夜間も見張りをしソロなんてまず無理、持っているける物だって限りある、食料と水は必須、テントと呼べるような物ではなく天幕を張るだけ、これはさっき言った野営時、すぐに対処出来るようによ)
「(冬とかどうするんだ?)」
「(あまり受ける冒険者も居ないけど、受けたら焚き火をし、毛布を被る、運良く洞窟とか見つけられればある程度寒さはしのげるわね)」
(そうか、そうだよな、それが普通なんだよな、何か色々勘違いしてしまうな)
(まぁ良いんじゃないの、自重はしないんでしょ?と言うか自重して欲しくないのよね、それでこの世界が変わるのが1番の目的なんだから、まぁ、でも自重したいとしても止めはしないけど)
「(大丈夫だ自重はするつもりは無い)」
(そう、なら良かったわ)
そんな話をしながら自室を作ったり、屋敷の隣に代官の屋敷も作った、こちらも自重もせずに色々手を掛けた。
「(王が代官寄越すと言ってたがどんなの来るのかな?)」
(さぁ?調べたら?)
「(まぁ良いだろう、王からしたら変なの寄越す訳ないだろうし、楽しみにしているよ)」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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