90
この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
すぐさま、奥の来客用の部屋に案内される、そして従業員が飲み物を持ってきたので飲んでみる。
「ん!コーヒーか?」
「はい、知ってますか?」
「これには砂糖とミルクを使ってるな、俺はどちらかと言うとブラックの方が好きだ」
「そうなのですね、失礼な言い方になりますが、侯爵様はまだ年齢が・・・・」
「あー確かにな、子供だとそうだろう、しかし俺はどちらかと言うと食の好みは大人と同じだな」
「左様ですか、それと砂糖とミルクは高級品なので貴族様には喜ばれますね」
「なるほど、砂糖だけではなく、香辛料とかも逆に俺が下ろしてやっても良いぞ」
「侯爵様は販路をお持ちなんですか?」
「ああ、最上級の上白糖や塩や胡椒も用意できるぞ」
「なんと!」
「集めようと思えば世界中の香辛料や食材を集められるぞ」
「そうなんですか・・・・それなばリーゴの苗木なんてありますでしょうか?」
「リーゴ?」
(貴方の世界のりんごの木ね、この国温暖だから育てるの難しいと思うけど、魔法で少し寒くしたりしないといけないわね)
「(なるほどりんごか)」
「リーゴの苗木用意はできるが、この国で育てるのは難しいぞ」
「なんとそんな事もわかるのですか?リーゴは色々な菓子に使えて貴族に人気があります、もしそれを自国で育てられればと思ったのですが」
「まぁ魔法で少し寒くしたりしないといけない、それが出来れば育てられるかもしれないが」
「そうなんですね、ならばやってみたいですね」
「わかった、用意しよう、それと米を栽培する気は無いか?やり方は教える」
それから米の栽培方法と田園も用意する事にし、砂糖や胡椒等用意して欲しいとの事で用意する事にした、仕入れ先の仕事とか無くなっりしないのか聞いてみたら、自社で仕入れしているらしく、仕入れには魔物や盗賊に襲われたり、1ヶ月ぐらいかけて行ってみても仕入れられないと言う事もあり、それが負担になっているとの事で何か手がないか探していたらしい。
「(まぁこれでお菓子とか安く出回れば良いだろう)」
(まぁ良いんだけどね)
「(何か?あるのか?)」
(貴方のする事であの商会はこの国一番の商会となるでしょう、貴族から注文も殺到するだろし、でもね他の商会はそれにより被害を被る、貴族には貴方の事浸透しているけど、商人とかにはまだ知らない人も居る、それがどんな風になるか想像は付くけどね)
「(商人だろ、貴族に比べれば大した事ないだろう)」
(はぁー貴族より商人の方が腹黒い、どんな手を出してくるかわかったもんじゃないんだけどね、まぁ貴方の言うフラグが立ったようね)
「(いやいや考え過ぎだろう?)」
(だと良いわね)
なんか言われて考えてみると不安になるな。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります。
よろしくお願い致します。




