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　そして街にまた戻ってきて開発を進めようと考えたが、ここで1番の問題がある事に気付く。

「(貴族街だよ、こいつらラーニ公爵の仲の良かった貴族だろ？)」

(まぁそうね、全部では無いけど、中には中立派や王族派の屋敷もあるわよ)

「(そうなのか？)」

(それはそうでしょう監視の目的は何処の派閥にだってあるのだから)

「(それはそうか、当主が居る屋敷は少ないけど、勝手に潰す訳にはいかないよな)」

(私達からしたら良いんではないのと言いたいけど、そうてばないんでしょ？)

「(俺と敵対してる訳ではないからな、後は外観だよな、俺がこれから作ろうとしている街の中でこの場所だけ浮いてしまうよな)」

(そうね、なら貴族には強固にする為、高い壁を作ると話を通し隔離するような作り、貴方の世界の昔のドイツ？だったかしら？そんな風に)

「(まぁそうだよな、それが1番良いか？)」

(1つだけ問題があるとすれは、貴方がこれから懇意になる貴族とかが新たに作れないぐらいかしら？)

「(それは大丈夫だ、これから隙間はいくらでも空く、そこに高級マンションみたいな作りで作る、仲良くなってここに屋敷を作りたいと言ったら、そこに住んでもらえば良いんだから、元々住んでる貴族達より快適な家を作ってやるさ)」

(そこに住んだら自分の領地とかに帰りたく無くなっちゃうんじゃないの？)

「(そこまで面倒みきれん、いや本当に仲良くなったなら転移ゲートぐらい作っても良いか？)」

　そしてまずはこちらの商業ギルドに行き、領主が変わった事を告げる、ギルマスやらは元々領主と懇意にしていたので朝出勤してくると、拷問にかけられたラーニが居て、何が起こったのか理解が出来てない。

「ラーニは俺と敵対したので王より廃嫡となり、俺が新たな領主となった」

「ラーニ様はこれからどうなるのですか？」

「ラーニ様？廃嫡され王より如何様にもして良いと言われている、言わば逆賊、まぁ、それは良いか、あいつはしばらくあのままだよ、見せしめだからな、妻も騎士団の団長、副団長の妻とかもだな、俺を殺そうとした、まぁ返り討ちにしたがな、王は俺と敵対したら廃嫡もあると貴族には言っていたからな」

「そ、そうですか、それでどのように街を改築するつもりですか？」

　俺は街の模型を作る、現在の作りと改築後の作り。

「でだ、ショピングモール、いやわからんか、商家の集まった施設を作る、もちろん被ったりしてる店もあるだろうから、その辺を商業ギルドに任せたい、それから外縁部とかの集落は何ヶ所に集合住宅を作る、その辺の店は集合住宅の近辺に小規模な商業施設を作りそこに入ってもらう、なんと言うか、区分けだな、集落を何ヶ所も作り、住んでもらう形だ」

　この公爵領広さは縦で10キロ以上、言って見れば1つの県ぐらいの大きさがある、そこに10万人ぐらいしか住んでいない、平屋なので人が多そうに見えるが、めちゃくちゃ土地が余ってる、俺の屋敷の大きさもどれだけかと思うが、それを何ヶ所かに形成し街を作る、元々部落的な物はあるので纏めて住んでもらえば良いだろう、その後公園やサッカー場とか作り街を作っていく、今の模型を見ながらギルマスは何処を変えるか考えているようだ、やはり優秀なのか切り替えは早いな。