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　領主を引き受ける事をセバス達にも伝え人員を募る事にした。

　ネルは俺が多く居る方に来ると言ったが、領都の屋敷と王都の屋敷をゲートで繋げるのでそこは気にしなくて良いと話した、しかしセバス達はそんな簡単に繋げて良いのか疑問に思っているが、便利と言う事で納得してもらった。

　そして人員の件はセバス達にまかせて、俺は領都に戻ってきた。

「(まずは屋敷だな)」

(どんなの作るの？)

「(元公爵の屋敷跡地、綺麗にしたから何でも作れるな、他の領主館とかはどうなってるだ？)」

(牢屋はあるわよ、王都には王城にあるけど、領主館はその領主の城、他の貴族や他国に攻められた時に貴族とか間者を入れておくのよ、それと領主は領軍を持つ、それの住む場所や訓練場ね、住む場所は外でも良いけど高位貴族は敷地も広いからその敷地内に作ってるわね)

「(そうなのか？)」

(高位貴族の領軍は多い所は1万ぐらいになる、それが毎朝ゾロゾロ門をくぐって来たら衛兵も大変でしょ？)

「(なるほど、そう言えばラーニの軍は1000ぐらいしか居なかったけど、どうしてだ)」

(ここは王都からも近いから兵をそんなに持つ必要もないからでしょ、辺境とかの貴族がそんな感じよ)

「(そう言うの知らない事ばかりだな)」

(それはそうでしょ、貴族教育とか受けてないんだから、まぁ大抵の事は私達が分かるから大丈夫よ)

「(そうだな分からなかったら聞くよ、セバス達は兵も募集する

のかな？)」

(するみたいよ、さすがのセバスもここの状況が分からないから、まずは100名程募集するみたいね)

「(兵など必要無いけど兵舎は必要か？)」

　俺は広大な空いた元公爵邸にまずは塀と門を作る事にした、中が見えなく威圧感があるのはよくなさそうなので鋼鉄で出来た意匠の施された柵を10m程作り半分程地中に埋め抜けなくし、手で触ってもツルツルで掴めない作りにした、ロープ等は掛ける事は出来そうだが、そもそも敵意ある侵入者が居たら分かるのでそれは問題無し、見てくれの問題でこの様な作りにした。

　その後門の側に兵舎を作る、門は4か所あるが正門と言う感じの場所には1000人程住める訓練場付きのの兵舎、各門には100人程住める兵舎を作る、そして中心に屋敷を作るんだが、10階建てのビルにした、これ以上高くすると日照権等無いが、景観とかも悪くなりそうなのでこの高さにした。

(王城より高くなったけど良いの？)

「(えっ？ダメなのか？)」

(ダメでは無いけど言うなれば見下ろす形になるでしょ)

「(そうか、それなら5階建部分は地下にするか、空気も取り入れるように変更して)」

　そうやって色々作っていく、全て完成した時には、巨大複合施設のような作りになってしまった。