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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
王都に転移し王に謁見を求める。
「しばらくこちらでお待ち頂けますか」
豪華な控え室に案内される。
「そう言えば俺は侯爵だったな、控え室も前よりより豪華な部屋になっている」
(それにしても今回は慈悲がなかったわね)
「(まぁ二度とこんな面倒な事が無いようにするつもりだったからな)」
(王にはなんと報告するつもり?)
「(別にそのまま報告するさ、ラーニ個人ならばこのようにならなかったが今回は領軍を使った、俺との戦争だ王もそれがどんな意味があるかわかっているはずだ)」
しばらくすると王との謁見が叶った、通常は謁見を申し込んだからと当日とかすぐには謁見は出来ないが、俺との謁見との事で本日の政務を全て止めて俺に会うようにしたようだ。
それから王の政務室に向かい謁見する事になった。
「レイ侯爵本日はどのような要件で?」
「実は・・・・」
俺はこれまでの事を報告する。
「なんと、ラーニ公爵はそんな事を」
「ラーニ公爵の今の姿見に行きますか?」
「いや、いい、これは国家反逆罪となる案件である、ラーニ公爵、いや元公爵と言おう、好きにして構わない、それと公爵領を統治する者が居なくなるんだが、レイ侯爵統治する気はないか?」
「私がですか?」
「王家の直轄領にする事も出来るのだが公爵領を王家の直轄領とすると貴族派からの反感も高くなる、レイ侯爵なら誰からも反感は無い」
「うーん、少し考えさせてもらって良いですか?」
「もちろんだ、良い返事をもらえると良いのだが」
それから王城を後にし、元ラーニ公爵領に戻る事にした。
(それにしても王も冷たいものね)
「(いや仕方がない事だろ?俺と敵対したくないんだから)」
(まぁそうね、貴方と敵対したら国が滅びる可能性があるんだから)
「(まぁあれぐらい冷徹に物事見れないと王としてはやっていけないだろ、それに貴族いや王族か、王族とか貴族はこういう物だと最近わかってきたからな、だから俺も今回は慈悲はかけなかった、とことん冷徹に、だから貴族とかには誰も逆らわないんだろう?)」
(うーん中には平民と仲良く暮らしている領地もあるけどね)
「(えっ!?どんな所だ?)」
(まぁ貴方に紹介するほどでは無いけど、騎士爵って言うのかしら?それをもらった地方の小さな村とか治めている領主は領民と仲良く暮らしているわよ、もちろんそうでもない領主も居るけど)
「(あーそれはなんかわかる気がするな、一緒に魔物を倒しに行ったりするだろう)」
(そうそう、領民が傷つけば薬草やら渡して治したり)
「(まぁそう言う所は貴族って感じでもないんだろ、村の住人が全員家族とかそんな事を言って守ってるって感じだろ)」
(そうよ、皆がそんな貴族なら良いのにとは私達も思うわよ)
「(しかし偉くなり人や収入が増えれば性格が変わるのも人間だからな)」
(そうなのよね、そこが私達には分からない感覚なのよ、でも1つだけわかっている事があるの、そこで性格が変わらず大きくなった者が王と呼ばれる存在になるのよ、最初は小さな町の町長みたいな者をし、少しづつ町を大きくし、領民を思い、大きくすると、領民は付いてくる、戦争などの時も逃げたりしない、町を守るために頑張ったりするのよ、過去の初代の王とかはそうやってなった人間が多いわね)
「(なるほどなぁ)」
そんな話をしつつラーニ領に戻った。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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