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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
助かった騎士達はしばらく状態を見させる。
「死ぬような苦痛を俺の気が済むまで行う、勇気を出して代わったがここまで予想してなかったんだろう、ミゲルとやらも助けてくれと叫んでいるが俺はそんな甘くない、魔王と言われても怒らないがそんな存在に喧嘩を売った感想は?」
残ってる騎士に聞く。
「・・・・もう二度とこんな事はしません、都合が良いと言われると思いますがミゲルは何とか助けてもらえる事は出来ませんか?彼は正義感が強く、今回の件も反対はしていたのです、しかし命令には逆らえません、それと情に訴えるような事を言いますが、彼には両親が居なく、幼い弟と妹が居るのです、彼が帰らなければあの2人はスラムに行き後に犯罪者になるか奴隷に落ちると思います、私達の誰かが引き取る事も出来ますが、決して私達は裕福ではありません、今後の事も考えると引き取る事も難しいと」
ミゲルの性格等を診断すると確かに反対してたようだし、正義感は強いようだな、給金の事も考え辞めると言う選択肢は無かったのだろう。
「そうか、なら1つ提案だ、ラーニを君達が拷問するなら許そう、そうだな、ラーニをここに縛り付ける、君達はそれを斬りつける、首が落ちたり心臓が潰れなければ死ぬ事は無い、簡単に殺さず拷問をかける、それができるならミゲルは許そう、慈悲で殺したりすればその時はわかっているな、俺はラーニを簡単に許すつもりは無い」
「・・・・わかりました、やりますのでミゲルを許してください」
ミゲルの拷問を解く、何度も死ぬ思い、いや死んでもおかしくない事をされ、精神は壊れないようにした為、解かれた後項垂れ俯き震えている。
「な、何度も何度も・・・・死ぬ思いをし、それでも死ねない、か、彼が言ってたじ、地獄って言葉がよく当てはまる、二度とあんな思いはしたくない」
精神壊さないようにしたが、拷問を解くと精神に支障を来たしてるな、精神の安定させる魔法をかける。
「周りの奴らのおかげで君は自由だ良かったな、兄弟達の為にも安易に変わるなんてこれから言わない事だ」
「・・・・いや、俺はこれからも誰かを助ける為になら身を犠牲にする、こんな仕打ちを他の者に合わせられない」
「そうか、君の正義感は尊敬に値する、そこで1つ提案だが、俺の下に付かないか?君の兄弟も一緒に面倒を見ても良い、俺なら君をこの世界でも屈指の強者にする事が出来るが、悪い話では無いと思うぞ」
「・・・・少し考えさせて欲しい」
「構わないが、そんなに待っても居られない、俺はこれから王都に行き、王にこの事を報告してくる、そうだな半日程か?それから君達は先程言った通りラーニの拷問をしてもらう」
ラーニの拷問を解くがただでは解かない、手、足、首に高熱の茨を巻く、少しでも動けば針が刺さる、高熱なので刺さった側から焼け血が出ない、なかなかの作りだ。
「では、行ってくる」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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