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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
「や、やっぱり嫌な予感が当たった
「そ、それどころじゃない、だ、だ、団長の団長の首が一瞬で飛んだぞ、ふ、副長も生きているが足が無くなって、グェ」
「セ、セイス、ゴォ」
「うーん運が良かったのかな?貴方なかなか良いスキルをお持ちですね盗賊にはもったいない」
「お、俺らは盗賊、盗賊では無い!」
「はて?公爵に盗賊討伐をお願いされたのと私は先程確認しましたよ」
「わ、我らはラーニ公爵騎士団だ」
「いやいやそんな嘘は言わないでくださいよ、私は公爵に会い、ここは盗賊団の根城だと言われて来たんですから、それにならなんで先程の問いかけに返答しなかったのですか?」
「そ、それは」
「貴方のスキル使い方間違えなければ良かったんですけどね」
首を一閃、ある意味痛みは無かったんだから幸運か?危機察知のスキルもったいない。
「さぁ!こいつの言ってる事が本当だとして騎士ならば剣を取って戦ったらどうだ」
「ウォォォォ!」
1人の騎士が剣を掲げ迫ってくる。
「おっ初めて騎士らしく戦う者がいたな」
振るった剣を剣で受け止めると騎士の剣はスッパリ切れて剣先が他の騎士に飛んで行く。
「おー運が無い、君の剣先が当たって怪我してる」
「な、なんだその剣は?」
「これ?アダマンタイトの剣、まぁ神剣みたいな物だな、この剣で切れない物は無い、もっと切れる剣もあるから見せようか?」
「し、神剣?もっと切れる剣?」
そこでオリハルコンで出来た剣を出す。
「これが本当の神剣」
横に振るうと剣戟が洞窟の奥まで走り人も岩も全てを切れていく。
「今のは力も込めずに振っただけ、力を込めればこの山ぐらい簡単に切れる」
「や、山を切る?」
「それと今の一撃で洞窟の中は貴方1人になりました、切りすぎてしまいました」
「ば、化け物」
「酷いですね、神に向かって化け物とは、貴方達は神に喧嘩を売ったのですよ」
「か、神?」
「そっ、国を救った神に向かって剣を向けてる、前ラーニ公爵に温情を与えたのにガッカリですよ、神たる物を見せましょうか」
死んだ騎士団長を生き返らせる、まだ死にたてだから首を繋げて血を戻し心臓にショックを与えれば生き返る、多少脳にダメージあるかもだけど仕方がない、時を戻す、完全な蘇生はしない方が良いと言われたからな。
「??」
騎士団長が惚けている。
「ほら騎士団長が生き返りましたよ」
そして今度は首を狩る。
「2度の死の体験なかなかできるものでは無いですね」
「な、なぜ?こんな酷い事を?」
「酷い?貴方達がやろうとしている事は酷くないのですか?」
「そ、それは」
「王や貴族は神だと言う者がいますが、本当の神の逆鱗に触れるとは思わないのですか?たかが貴族の言葉で1人の人間を大勢で囲って殺す、騎士道にすら反する行為だと思うのですが、騎士であると言う貴方はどう思いますか?」
「た、確かにそうだが、しゅ、主君につ、使えるのも騎士道だ」
「そうですか、それなら使えた主君が悪かったですね」
最後に残った1人をその場で斬り伏せる。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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